ブーツも夜呂死苦
フィンについての質問はよく受ける。
フィンの記事を書く場合、
ただのライターのときは、いろいろな大人の事情で、
いろいろなフィンのメリットを書き並べて紹介し、
和尚のときは、
「最初の1本はフルフットのゴムフィン」をオススメしている。
しかし、不思議とブーツについては何も聞かれない。
ブーツはフィンと同じくらい大事だと思うのだが。
ブーツで大事なのは“足首の自由度”。
にもかかわらず、足首周りががっちり補強され、
足首が直角に固定されたブーツをはいている人も少なくない。
ブーツを履いているときは、歩くとき。
なので、足首直角なブーツの形状に違和感を感じないのかもしれないが、
水中でのフィンキックは足首を伸ばした状態が基本。
そう考えるとむしろ傾斜があるほうが自然(実際、結構あるけど)。
まあ、傾斜がなくても足首周りが柔らかいことは絶対条件。
直角固定ブーツは蹴りづらいし疲れるだけ。
自分の場合、南の島のボートダイビングなら、
岩場を歩く必要もないのでスニーカー用のくるぶしまでのソックスを愛用。
岩場を歩くような伊豆では、
ソールが靴並みの厚さで、かつ足首周りの自由度が高いブーツ。
理想のブーツに出会うポイントは単純で、
“足首の自由度”を最重要ポイントとして、きちんと謳っていること。
その前提があったうえで、
あとは歩く場所を考えてのソールの厚さや
水温を考えての丈の長さや生地の厚さで選べばいいかと。
3点セット購入の際は、
フィンだけでなく、ブーツについてもご一考を。