ブーツも夜呂死苦


フィンについての質問はよく受ける。

フィンの記事を書く場合、
ただのライターのときは、いろいろな大人の事情で、
いろいろなフィンのメリットを書き並べて紹介し、
和尚のときは、
「最初の1本はフルフットのゴムフィン」をオススメしている。

しかし、不思議とブーツについては何も聞かれない。
ブーツはフィンと同じくらい大事だと思うのだが。


ブーツで大事なのは“足首の自由度”。
にもかかわらず、足首周りががっちり補強され、
足首が直角に固定されたブーツをはいている人も少なくない。

ブーツを履いているときは、歩くとき。
なので、足首直角なブーツの形状に違和感を感じないのかもしれないが、
水中でのフィンキックは足首を伸ばした状態が基本。
そう考えるとむしろ傾斜があるほうが自然(実際、結構あるけど)。
まあ、傾斜がなくても足首周りが柔らかいことは絶対条件。
直角固定ブーツは蹴りづらいし疲れるだけ。

自分の場合、南の島のボートダイビングなら、
岩場を歩く必要もないのでスニーカー用のくるぶしまでのソックスを愛用。

岩場を歩くような伊豆では、
ソールが靴並みの厚さで、かつ足首周りの自由度が高いブーツ。


理想のブーツに出会うポイントは単純で、
“足首の自由度”を最重要ポイントとして、きちんと謳っていること。
その前提があったうえで、
あとは歩く場所を考えてのソールの厚さや
水温を考えての丈の長さや生地の厚さで選べばいいかと。
3点セット購入の際は、
フィンだけでなく、ブーツについてもご一考を。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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