まずは江の島花火
織田裕二が、「あの夏は織田にやられたって言わせたい」
と言っていたが、
この夏、織田にやられているわけにはいかない。
ということで、
この夏は遊びまくろうと花火やらライブやらと予定を入れまくり入金も済ます。
まこ社長、あとはよろしこ。
入金してしまったことにより仕事のプレッシャーが高まったわけだが、
さらにもうひとつのプレッシャーが肩にズンとのしかかる。
なぜなら、取ったチケットのほとんどが、
ペア
ふふふ。彼女もいないのにこの意気込み。
すべては織田にやられないためだ。
いや、すでに織田にやられている気がしてきた。
よし、まずは今度の江の島花火だ。
しかもこの江の島花火は絶対に成功させねばならない理由がある。
江の島花火の協賛招待席ってのは3人席からしかない。
地元民のまこ社長カップルはもちろん行くわけで、
不憫に思ったまこ社長が「3人席だからテラも行く?」と言ってくれたが、
僕は胸を張って「断る!」。
「あ! 誰かと行くんだ!」というまこ社長に、僕はニヤリと含み笑い。
何も含まれていないけど。
「誰と行くんだよ〜」というまこ社長に、
僕は「別にいいじゃんよ〜」と照れてみたり。
誰と行くのか自分が一番知りたい。
「じゃあ、あとで合流する? ってか邪魔かな?」というまこ社長に、
僕は「流れでね」と、いい雰囲気になっちゃたらゴメンオーラ。
まこ社長、流れで参加するかも。一人で。邪魔しないからね。
つまり、当日一人で見ることが決定してしまうと、
3人でワイワイと安く花火が見られるはずなのに、
3人の広々シートに一人で高い金払って座るハメになるわけだ。
しかも、自宅から見えるにもかかわらず。
それだけは避けねばならん。
織田にやられないようにする夏も大変だ。