はぐれちゃうから……
昨日は江ノ島花火。
東京が豪雨で神奈川も危なそうだったので、
テルテル坊主をつくりひたすら祈る。
首吊り自殺にしか見えず不吉……。
祈りが通じたのか天気はもちそうだ。
ということで、いざ、織田との決戦の場へ。
1口8,000円の協賛者シートを取ったときに、
友人から「高け〜」と言われたが、彼が間違っているのは、
高いと思うのはその金額を娯楽費として考えた場合であり、
僕の場合は、
投資だ。
すべては織田に勝ちヴィーナスを獲得するためにかける投資であり、
まこ社長だのショータロだのと行くなら浜辺で十分。
自宅でもいいが、その場合は貢物か現金をいただかねばならない。
ちなみに、男3人で行くことになっていたなら、それは慈善活動。
いや修行か(笑)。
決戦の場は素晴らしく、目の前に上がる花火に心の底から感動し、
2尺玉では鳥肌が立ち、涙が出そうになった。
花火すごかったな〜。来年も行かねば。
隣のヴィーナスもご機嫌は麗しい
花火に感動しつつも、逆説的に男一人の不自由さも実感。
遊園地や花火大会、モルディブなどの南国リゾート。
楽しそうなところはみな男一人では行けない。
複数ではもっと行けない。正確には行きたくない(笑)。
ビールを飲みながら花火とヴィーナスにトロ〜ンとしてきた瞬間、
織田の放った刺客に気がつく!
目の前のカップルだ。
寄り添う二人は片時も離れず、サムタイムズ、チュー。
見事な攻撃だ。
目の前の2人はすでに深い関係で結ばれている。
こちとら砂上の楼閣に立つもろい関係。
以前の日記でマイミクさんたちにダメ出しされたので、
今回のテーマを“自然に”と決め、手をつなぐことすら我慢している。
男女の性的なフェロモンを、
まだ性的な関係を持たない二人が嗅がされると、ある種の緊張が走る。
性的な関係が禁忌である家族の団らんで
不意にラブシーンを見てしまうのに似ている。
織田の刺客
ラブラブアタ〜ック! 絵的には素敵だけどね。
33年の経験上、こういう攻撃への対処で一番いいのは沈黙。
少し気まづいくらいでいいのだ。その広い懐で包み込むのがベスト。
しかし、こういう緊張に耐えられない間に弱いダメな男っていうのがいる。
イエス、アイアム。
この織田の緊張攻撃に耐えられず、
「前のカップルいいね〜。超ラブラブだよ。じゃあ、俺らも〜」と
緩和に走ってしまう。
「アハハハハ〜」とヴィーナス。
要するにスルー。まだ気が早かったようだ。
そんな攻防を少し続けたが、やがて酒に酔い、
単純に花火にくぎづけになってしまい、あっという間に花火大会終了。
2人ともほろ酔い加減で駅に向かって歩く。ここからが戦いの本番だ。
今回のテーマは自然。流れの中でチャンスをうかがはねばならない。
道は大混雑。こ、これか!とハッとひらめき、
これは手をつなぐチャンスとばかりに言った言葉が、
「はぐれちゃうから……」
アホかっちゅーねん、俺〜。
はぐれちゃうからだって、はぐれちゃうから。
は・ぐ・れ・ちゃ・う・か・ら。うひゃー。
ものすごく赤面する自分。
手をつないだことなんかではなく、「はぐれちゃうから」に。
今年のマイ流行語大賞の筆頭候補だよ、こりゃ。
流れの中でということが苦手で、
これまでの人生、手をつなぐでもキスするでもそれ以上でも、
形は違えどすべて宣言して遂行してきた。
それなのに例のディズニーシーで調子を狂わされた結果、
「はぐれちゃうから」だとさ。俺、5回死ね!
とりあえず、
自分が「はぐれちゃうから」男だと思われるのは本位ではないので、
いつものように「手をつなぎたかった」ことと
「今、自分はとってもハッピーである」ことを口頭で伝える。
彼女も何だか嬉しそうだ(と思う)。
その後は、彼女が次の日が仕事だったのでお食事して解散。
友人に特定されてしまう女性とのキス以上の情報は、
何のメリットもないのでご勘弁を(笑)。ひとつ言えることは、
織田とは痛み分け
ってとこだろうか。
最後に、もし僕といい感じの女性の方がこれを読んでしまったら、
「全部ネタだから」と言い訳させていただく時間を設け、
場合によっては金品を差し上げ、
平手ひとはりぐらいは覚悟しておりますので、ぜひともご一報ください(泣)