今日のイライラを徒然と……

モルディブから帰国。

ダイビングではいろいろトラブルがあったものの(寺子屋のネタ行き)、
あっという間に参加者同士も打ち解け、
のんびりとよい正月を過ごすことができた。

国立博物館でガオー

成田着が昼だったので、午後は実家でうまいものを食べて
まったりしようと思っているところに女友達からメール。

「相談したいことがある」と言われたが、
正直面倒臭いし、実家で雑煮と肉食いたいし、そんなに親しくないし、
絶対にロマンスの生まれない仲だし、疲れているし。

とりあえず「どんなこと?」と聞くと
「シャレにならない。会って話したい」と思いつめた様子。
鎌倉に遊びに来ていたので藤沢まで出てくるというので、
そういうことならと実家に帰るのをやめ、
藤沢に向かう東海道線に乗っていると、再びメール。

「解決しました(変なデコメール付)」

聞けば、まあいろいろ複雑ではあるが、要するに、
「デートしてた彼氏と喧嘩して、やっぱり仲直りした」だけのこと。

死ね!

いかんいかん。温和なテラちゃんとしたことが。おほほ。
おざなりに「良かったねメール」をして藤沢駅に降りると電話が。

「ごめんね〜」と言うので「気にしないで」といい子ぶっていると、
彼との複雑な話をし始める。

興味ねー、聞きたくねー、電話切りてー。

いい子ぶった手前、とりあえず我慢して聞いていると、
確かに男女入り乱れてこの子を取り合ったりしていて、
ドラマティックで話としてはおもしろい。

しかし、同時に「この子のどこがいいんだろー」などと
失礼なことを考えていると、つい本音がポロリ。

「へ〜すごい意外! それ本当の話?」

すると「どういう意味?」と彼女。

し、しまった。失言王の本領発揮。

「いや、あまりにも話が劇的で、そ、そんなことがあるなんてと思って……。大変だねー。俺もそんな立場になってみたい……」

「バカにしてない?」

ああ、やっちまった。もうこうなると修復不可能。

たいしていい女でもない彼女は、
男が自分を取り合う状況に完全に酔っ払いる。
しかし、「それほどモテるはずがないのにモテてている」と
自分でもどこかで自覚もしている。だからこそ酔っ払っているのだ。

なので、”それほどモテるはずがない”の部分には敏感で、
まさにそんなことを思って放った僕の言葉は見透かされる。
どんなフォローも無駄。

「もういい」という言葉を放って彼女は一方的に電話を切った。

こっちがもういいよ……。

しかし、自分が失礼な失言したのも事実なので自己嫌悪。
さらに、なぜか叱られている不条理に嫌な気分アップ。

ふ〜。気を取り直して、家でまったりしようと、
読みたかった本を求めて藤沢の有隣堂に立ち寄る。

しかし、見つからない。
書店のスタッフが「本の名前は?」というので、
「し、『新バカドリル』です……」とハニカミながら聞くがないらしい。
店員が気にするわけはないのだが、
なんだか読む本を声に出すのって恥ずかしい。

仕方がないので、ジュンク堂に行き、
同じように「『新バカドリル』を……」とハニカミながら告げて
探してもらうが、やはりない。

売り切れなのか。それとも、あまり読む人がいないのだろうか……。

読めると思っていた本が読めないことになり落ち込んだが、
もうひとつ読みたかった本を聞こうと思うが、書名がうろ覚え。

「え〜と、『ハダカになりたい』だったか、『ハダカにしちゃえ』だったか、ハダカの……」とハダカを連呼していると「著者は?」というので、「バクシーシ山下」と答えると、無事、『ひとはみな、ハダカになる。』と判明。しかし、これもない! 

そうなると、どうしても読みたくなってきて、
大荷物を抱えながら有隣堂に戻って聞くがやはりない。

そりゃネット購入の時代になるってば。

仕方がないので、次に読みたかった
『この世でいちばん大事な「カネ」の話』を購入したものの、
結局、家に着いたのは17時過ぎでぐったり……。

家に帰ってきてテレビをつけると、ちょうどニュースの時間帯。
新年のニュースでも見ようとザッピングしてみるが、
どの局も「派遣切りされた転落者」をどこぞから探しだし、
喜々として(と自分には見える)放送していて本気でウンザリ。
派遣切りする企業よりテレビの方がよっぽど狂っている。

おかしい。実家でハッピーにまったりしているはずが、
何でこんな嫌な気分なんだろう……。

テレビを消して、ビールを飲みながら買ってきた本を読む。
ああ良かった。本はおもしろい。西原さん、ありがとう。

とりとめのない長文を読んでしまった方すいません。

とりあえず、明日の初詣で、すっきり新年を始めよう。

 

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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