ヒゲに白髪が混じったティーン
昨晩、ヘタレ社会、エクスキューズ社会、ここに極まりという体験をした。
久しぶりにセブンイレブンに行き、レジで会計をしようとすると、
「ここを押してください」と店員さん。
見れば、「貴方は20歳以上ですか?」という文字の下に
「はい」というタッチパネルのボタンがある。これを押せというのだ。
こんなティーンどこにいるってんだ?(笑)
「僕、10代に見えますか?」と聞こうかと思ったが、虚しくなるのでやめた。
そりゃ、理屈はわかる。
外見による年齢判断という店員の裁量を排するためマニュアル化して、
10代には絶対売らないようにするというと聞こえがいいが、
要するに売ってしまったときのエクスキューズ。
エロサイトの「20歳以上ですか?」と同じこと。
ここまで来たのかと驚く。
グレーゾーンをなくそうってのはいいけど、こんなヒゲにも白髪が混じったオッサンつかまえて10代って……。
俺、今の外見で10代だったら絶望している自信ある。
で、同じような人がいるかとググってみたら70代のじーさんも押させられてた(笑)。
でも、逆に自分のような態度がよくないのかもと考えてみたり。
まだまだ声がでかい人が強い世の中。
要するに、万が一10代に酒を売ったことが発覚したとき、
「10代ってことを確認したのか!」という声にビビっているわけだから、
逆に確認することへのクレームを、声を大にしてすればいいわけだ。
「貴様、俺が10代の貫録しかないというのか!」と怒鳴りつけ、
そういう声が増えれば、逆に「最近、こんなクレームが増えまして」となって、
こんなくだらないことなくなるのかも。
テレビのカミソリ食う芸のテロップ「マネしないでください」には
「俺がカミソリを食うと思っているのか!」と逆クレームをじゃんじゃん入れ、
商品名へのボカシには、「逆に卑猥で缶コーヒーに興奮するじゃないか!」と怒り、
ATMの振り込み時の「ちょっと待って。詐欺じゃありませんか?」には
「大家さんを侮辱する気か!」と支店長を出せと詰め寄る。
う〜ん、でも怒ったり、クレーム入れたりってパワー使うからなぁ。
とりあえず、本当に10代に見えたのかもって喜んでおこうかな(笑)。
今年も一応、江の島神社でラブ絵馬かけときました