「ライオン注意」にどっきり、「ペンギン注意」にほっこり!?〜世界の標識いろいろ〜

旅先で見かける動物注意の標識って、エリアの特徴が出ているものが多いですよね。
「動物注意 標識」で画像検索するといろいろ出てきますが、
日本だけでもシカやタヌキ、サル、リス、クマ、イノシシなどの哺乳類から、
カモやキジなどの鳥類、トカゲやカメ、カエルといった爬虫類&両生類まで多種多様。
そういえば小笠原諸島の「ヤドカリ注意」の標識もかわいい。

小笠原「ヤドカリ注意」の標識

小笠原は父島にも母島にも「ヤドカリ注意」の標識が。「ヤギ注意」も見かけるけど駆除後は廃棄!?


小笠原は父島にも母島にも「ヤドカリ注意」の標識が。
「ヤギ注意」も見かけるけど駆除後は廃棄!?

これが海外へいくと、さらに種類が豊富に。
例えばタイでは「ゾウ注意」の標識の後ろを実際にゾウが歩いていたり
(まあ、そのための標識なんですが……)、
ドバイの砂漠に立つ「ラクダ注意」の標識下でラクダがのんびり寝ていたり。

タイの「ゾウ注意」の標識

タイのパトンビーチ近くで見かけた「ゾウ注意」の標識。ちゃんとゾウがうろうろしているのがポイント

ペルーでは「リャマ注意」の標識の横に、
リャマを引いた民族衣装姿のおばちゃんがいることも。
「フォトジェニック〜♪」とレンズを向けると、ちゃっかりチップを請求されます。

ドバイの「ラクダ注意」の標識

半野生のラクダがのそのそ歩いているドバイ。道路の真ん中を歩いていたりするので“注意”です

標識大国のオーストラリアでは市街地に「コアラ注意」の標識があるし、
郊外の高速道路には「カンガルー注意」の標識が立っています。
ほかにも「ウォンバット注意」や「ヒクイドリ注意」、
「ペリカン注意」なんていうのもあって、思わずニンマリ。

同じく標識大国として名高いのが南アフリカ。
サバンナ周辺では「ゾウに注意」はもちろん、
「バッファロー注意」や「カバに注意」などの大物系、
「ライオン注意」や「ヒョウ注意」といった猛獣系もあって、
何だか本当に注意しないとマズイ気に。
ほかにも「イボイノシシ注意」という個性派標識も見つかります。

サバンナ以外では、オーツホーンという乾燥地帯の「ダチョウ注意」、
ケープ半島にあるサイモンズ・タウンの「ペンギン注意」も有名。
サイモンズ・タウンのボルダーズ・ビーチには、
3000羽のアフリカ・ペンギンが生息しているのですが、
ビーチ沿いの駐車場には「車の下のペンギンをチェック!」という看板があったりします。

南アフリカの「ペンギン注意」の標識

南アフリカのサイモンズ・タウンにある「ペンギン注意」の標識。昔は家に入ってくることもあったそう

何だか動物標識コレクションみたいなってしまいましたが、最後に僕が最も笑った標識を紹介。
それはタイ随一のビーチリゾート、プーケットのパトンビーチにありました。
メインストリートに立つ標識には人間の姿が。
しかもビールでしょうか、ビンを片手に歩けない状態。
さすがパトンビーチ、泥酔ですか……。

タイの「酔っ払い注意」の標識

プーケットのパトンビーチなら、夜は確かにこんな人がいてもおかしくないですね

皆さんも面白い動物標識、あったら教えてくださいね!

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PROFILE
ビーチリゾートをメインにしたトラベルライター。
50以上の国を訪れた経験を生かし、旅行ガイドブックや旅行雑誌などを制作している。
編集プロダクション「アトール」所属。
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