これさえ知っておけば大丈夫!海で妖怪に会った時の対処法
ちょっと前のことですが、実家に戻った際、何の気もなしに妹の部屋を覗くと、机の上に1冊の本が。
手にとってみると、それはイラストが豊富な妖怪図鑑でした。
妹、アラフォー、独身、大丈夫か…と思いながらも、ペラペラとめくってみるとこれが面白い。
ちゃんと妖怪に出会ってしまったときの対処法にも触れてあって、役に立つではないですか。
そして、ふと気づいたんですが、海の妖怪ってのも結構いるんですよ。
悪さをしない妖怪も多いんですが、海の場合、悪い妖怪はかなり危険。
命にかかわる悪さをするやつもいるんです。
これはダイバーにとって聞き捨てならない話。
ダイビングを楽しんでいるところに、おかしな妖怪が現れて…なんてことになったら、せっかくの休日が台なし。
人生も台なしです。
でも大丈夫。
ちゃんと対処法さえ知っておけば、安全に切り抜けられますから。
ダイバーだけでなく、海によく行く人も知っておいて損のない情報です!
残念ながら写真が撮れなかったので、今回は僕が描いたイラストで勘弁してください。
妖怪1 海坊主
海入道とか海法師と呼ばれることもある、海に出る妖怪の代表格です。
天をあおぐような巨大な姿であることが多く、姿を見ると徐々に海が荒れだして船が沈んでしまうことも。
場所によっては群れで襲ってくることもあるそうです。
そんな恐ろしい妖怪ですが、タバコの煙に弱く、匂いで逃げてしまうとか。
ちょっぴりかわいい一面を垣間見せるあたり、さすが王道の妖怪。
嫌煙ブームではありますが、船に1人、スモーカーがいると安心かも?
妖怪2 船幽霊
これも古くから日本各地で目撃談が伝わる妖怪です。
その姿は火の玉だったり、泳ぐ漁夫の姿だったりさまざま。
見た目と異なる幻覚を見せて、事故を誘発させるそうです。
「ひしゃくを貸せ~」といって、奪い取ったひしゃくで海の水を汲みいれ、船を沈没させてしまうことも。
これは怖い…。
そんなときも、あくまでひしゃくは素直に渡したほうがいいそうで、渡したひしゃくの底を抜いておけばいつか消えるんだとか。
妖怪3 牛鬼
ぎゅうきとか、うしおにと呼ばれる、蜘蛛と牛を合わせたような妖怪です。
主に浜辺に現れるので、ビーチダイビングのときは注意しましょう。
言い伝えでは、女性が赤ん坊を抱いていて欲しいと頼むので抱いたところ、赤ん坊が石に変わってしまい、重さで動けなくなったところを海から現れた牛鬼に食べられてしまうそう。
どこかの国のスリのテクニックのようですね。
しかしまあ、親切を仇で返されたらたまりません。
対処法としては、石に変わった赤ん坊を手袋ごと捨てて逃げるというもの。
ビーチダイビングでは念のため、グローブをしておいたほうがいいかもしれません。
妖怪4 セイレーン
ギリシア神話に登場する外国育ちの妖怪です。
上半身は女性、下半身は鳥という姿で、船が通る岩礁地帯などにひそんでいます。
船が通ると、魔力のこもった歌声で人々を惑わし、遭難や難破を誘うという、なんとなくエロチックな妖怪です。
下半身が鳥ではなく、魚になった人魚バージョンもいるよう。
確かに映画でそんなシーンを見たことがあるような。
この妖怪はとにかく歌声を聞いてしまったらアウトです。
きっちり耳栓をするなり、BOSEのヘッドホンを活用するなりして、外の音をシャットアウトするしかないでしょう。
※
海で要注意の妖怪4匹、対処法は覚えましたでしょうか?
これ以外にも、チェックしておいたほうがいい妖怪が見つかったら紹介しますね(またやらせてもらえたらの話ですがw)。