学生ダイバーたちがダイビングを始めたきっかけとは?

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とある夜、寺山編集長、いぬたくさん、私で打ち合わせをしていた時の出来事。

どうやら数日前に現役学生ダイバーとの飲み会に参加したらしい、元学生ダイバーの寺山編集長は、
「最近の学生ダイバーはね~」「俺が学生の頃はさ~」「でも今はね~」
と学生ダイバーの現状について語りだして止まらなかった。

自らの学生時代を思い出したこともあって相当楽しかったのだろうと予想していると、「ねぇねぇ最近の学生ダイバーってどんななのかな?」とキラキラした目で問いかけてくる。

「いや、今学生ではないし、そもそもいぬたくさんも私も学生ダイバーではなかったし、全然わかんないですね~」と答えると、心の底から悲しげな表情。

あ、しまった!やっちまった!と焦りつつも、ふと思いつく。
「じゃあ、実際に聞いてみましょうか」

ということで、急遽座談会を開き、現役学生ダイバーの皆さんに“気になるあんなことやそんなこと”を本音で語ってもらうことにしたのでした。

初回は「ダイビングを始める前と後のイメージの違い」を語ってもらいました!

予備知識:自己紹介、そして学生ダイバーが所属する、部・サークルとは?

今回は関東学生潜水連盟(以下、学連)に所属する東京海洋大学、早稲田大学、学連には所属していない立教大学、成蹊大学、北里大学から、計7名の現役学生ダイバーさんにお集まり頂きました。

※2014/2/7 追記
成蹊大学は学連に所属していました。失礼いたしました。

ちなみに寺山編集長は、学連に所属する法政大学アクアダイビングクラブ出身。

学連出身者はダイビング業界にも多く、がっつり体育会系で鍛え上げられていることで有名ですが、学連に所属しているから良いとか悪いとかではないので、そこは誤解のないよう予め示しておきたいと思います。

座談会参加者はこの7名です。

  • 戸田将敬(立教2年 主将150本)
  • 中條裕生(立教2年40本)
  • 岸杏里(早稲田大学3年150本)
  • 佐藤友希子(早稲田1年34本)
  • 筑紫哲矢(海洋3年150本、学連委員長)
  • 杉井健太郎(成蹊2年 主将 77本、学連会計補佐兼任)
  • 金原悠祐(北里2年60本)
学生ダイバー座談会

編集長も20個下にはビックリ、最年少19歳の佐藤さん

ダイビングを始めた理由は?

寺山

皆さん、今日はよろしくお願いします!
早速ですが、なぜダイビングを始めたのか、一人ずつ聞いていってもいいですか?

中条

まさか大学でダイビングするとは思っていなかったです!
芸能人がやるものだと思っていたけど、もしかしたら俺にもできるんじゃないかって思ったのと、大学では今までと全く違うことやりたくて始めました。

寺山

大学で出会うまで、ダイビングは遠い存在のものだった?

中条

はい、ずっとサッカーをやっていたので、別世界のものでした。

寺山

入るきっかけは何だったの?

中条

先輩も素敵だったし、ほとんどの人が大学から始めたと聞いたので、意外と敷居高くないんだなと思いました。

金原

僕はずっと水族館や生き物が好きだったので、水中に入りたいと思っていました。
むしろ、大学に入ったらダイビングやりたいと思っていました。

寺山

学校もそういう学科ですか?

金原

北里大学海洋生命科学部です。
研究室によっては、“ダイバー以外いらない”って公言しているところもあります。でも、釣りが好きで入ってきた人もいるので、学部全体ではダイバーは少ないですね。

学生ダイバー座談会

北里大学・金原くん

杉井

僕は大学に入ったらアクティブな活動をしようと思っていました。
家族がダイバーで、雑誌を見たり話を聞いていたりしていて、海には良いイメージがあったので、大学のサークル一覧を見ていたらダイビングサークルがあったので即決しました。

寺山

アクティブなことやってみようっていうのは、“つまらなかった人生を変えてみよう”とか、“イケてる感じの方向に振れてみたい”とかそんな感じ?

杉井

いやいや(笑)、自然を相手にするものがやってみたかったって感じです(笑)

佐藤

私は楽しく遊べるようなサークルに入りたかったんです。
もともと泳ぐのと魚を見るのが好きだったので、ダイビングサークルが一番いいなと思って入りました。

戸田

僕は大学に入る前に一回沖縄で体験ダイビングしたことがあって。
もともと水泳をやっていて水の中に恐怖心もなかったので、大学に入ったらダイビングをやろうって決めてました。

私は3歳から水泳をやっていて、水泳部と旅行サークルに入ろうと思っていました。
毎日SNSでの勧誘メールが大量に届く中で、ダイビングだったら、水泳部と旅行サークルに入らなくても“泳げて旅できるじゃん”と思って入りました。

寺山

なるほど!今時の勧誘はSNSだったりするの?

一同

-SNSは多いですね。
-Twitterとか。
-新勧に効果的かはわからないですけど。
-最終的には新勧のブースに来てくれた子が入りますね。

寺山

そうなんだね。筑紫くんはなんで始めたの?

筑紫

大学が東京海洋大学ということもあります。
最初は泳げなかったんですが、水の中で息ができれば泳げなくてもできるなと思いました。
ちょうど入学の時に映画のオーシャンズが流行っていて、それで海の生物を見てみたかったので、入学前から入ろうって決めてました。

寺山

話を聞くと、はじめから決めていた人と決めてなかった人がいるんですね~。

ダイビングはいろんな意味で想像を超えていた!?

寺山

実際ダイビングをやる前とやった後でイメージって変わりましたか?

中条

“思っていたよりは”楽しいです。

一同

(笑)

中条

知識が全くゼロの状態から入ったので、プール講習で水の中で息が出来ただけ楽しかったです。
今までサッカーしかしていなかったので、全部がすごく新鮮でした!

筑紫

沖縄の映像とかを見て、“カラフル”とか“華やか”なイメージはありましたね。

寺山

ナンパなイメージはなかったですか?

筑紫

そういうのはなかったですね~(笑)

お金がかかるので、許された人しかできないってイメージはありました。

一同

そうなんっすよ!めっちゃかかるんっすよ!!
-ダイビングってさ、年間10万くらいで出来ると思ってたのにさ~
-器材5万もするんっすよ!?
-高いよね~

なるほど…。

次回予告:「先輩は器材の神様!?」~学生ダイバーに聞くお金の本音~

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writer
PROFILE
成蹊大学文学部国際文化学科卒業。
ナレーター、司会、ダイビング・モデルとして、TV、雑誌、モーターショー、トークショーなどで活躍。宝くじのキャンペーンガール「幸運の女神」では、46都道府県を旅する。

2013年からは、大物運・海況運をつかさどる「海の女神」へと転身し、舞台を海に変えてオーシャナの突撃体験レポートを担当。
潜水士資格も取得し、2014年は伊豆大島復興観光大使「ミス椿の女王」として、伊豆大島をはじめとした被災地復興支援活動にも尽力する。

「ダイビングがきっかけで、物の見方も感じ方も生き方も180度変わり、自分の周りまでもキラキラ輝き出したことを実感。 
いろんなことを体験しながら、たくさんの“きっかけ”を届けていきたいです」

【経歴】
・第25期 日本テレビイベントコンパニオン
・第11~12期 スバルスターズ
・第33期 宝くじ「幸運の女神」
・第23代 ミス椿の女王(2014.2~)
・第29代「ミス熱海・桜娘」(2016.1~)
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