グローブはエマージェンシーグッズ!?

モルディブなど、
着底とグローブ着用を禁止するダイビングスポットは少なくないが、
これはサンゴを含む環境保護の観点から。

郷に入れば郷に従え。

もちろん、僕も素手で潜っていたが、
モルディブの海に潜るたびに手は傷だらけ。
正月に一緒に潜った方たちも、素手の方は手がザックリ。

潮流がある場合、急いでつかまらねばならないときがある。
このとき、素手だと一瞬の躊躇があるのだが。
この躊躇が命取りになる場合もあるだろう。

カレントフックの携帯もいいアイデアだが、
うまく引っ掛ける場所を探さねばならないし、
つかみながら進むということができない。

そこで、グローブをポケットの中に忍ばせておくのはどうだろう?

潮流につかまったときなどに取り出して装着し、
基本カレントフックを使いながら、
やむをえない場合はグローブをした手でつかまる。

潮流が速いとき、
素手で潜るというのは危ないと言わざるを得ない。
エマージェンシーグッズとしてのグローブ携帯を僕はおススメする。

ただ、グローブ禁止と決まった裏返しに、
グローブでやたらめったにサンゴや生物を触りまくる人、
スキルが下手すぎてグローブした手で環境を破壊する人が
多くいたことを忘れてはいけない。

テラ(和尚)

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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