ウエイトは重さよりバランスが大事!?
ウエイトの話になると、ほとんどが重さのことになる。
まあ、「ウエイト」は「重さ」であり、
基本的には沈むためにつけるので仕方ないのだが、
実は同じくらいバランスも大事。
というと「左右対称にすればいいんでしょ」と言われそうだが、
左右だけでなく前後も大事。
水中にピタッととどまる必要があるテックダイビングの世界では、
ウエイトだけでなく、タンクの位置やフィンの重さなどにもこだわる。
レジャーダイビングの世界でも、
ピタッと止まれなくても、フィンで多少おぎなえばいいのだが、
ピタッと止まれるバランスが取れた方が快適なのは間違いない。
これは各個人でいろいろ試してみるしかないのだが、
いくつか例を紹介しよう。
ウエイトを腰にだけつけると足が沈みがち。
水平姿勢を保つには、ウエイトの分散が有効。
ウエイトベストや腰とタンクに分散させてつける方法がポピュラーだが、
ポケットに入れるのもあり(密着度が少し低いが)。
よくガイドさんとも話すのだが、
肩のあたりにぜひウエイト入れがほしいところ。
メーカーさん、いかがでしょう?
ちなみに、肩口にウエイト500㌘ずつぐらい巻きつけている人もいる。
そして、あまり気にしている人が少ないのがタンクの位置。
適当につけると、潜るたびにバランスが違ってしまうので、
タンクの位置は意識してセッティングし、
自分なりのポイントを見つけると、だいぶ快適になるはずだ。