バディが変だよ!?

この記事は約2分で読めます。

ダイバーなら防ぎたいパニックだが、
いきなりやってくることはほとんどない。

多くも場合、そこに至るまでに何かしらの原因があり、
緊張や不安が高まってプッツンしてしまうと起こるのだ。

つまり、その兆候を見抜いて、取り除くことが重要。
そんなストレス兆候を簡単に紹介します。

■陸上
兆候は人それぞれだが、ひと言で言えば〝いつもと違う〟こと。
わかりやすいのは無口でどんよりしてしまうパターンだが、
逆にハイテンションになって不安を誤魔化そうとする場合も。
さらに、しつこく質問してきたり、器材チェックにこだわったり
トイレに何度も行ったりと、いつもと違う行動を取っている場合は要チェック。

■水面
潜降前の水面にいる状態はストレスが比較的明確に現れる。
最もわかりやすいのが目をカッと見開いているパターン。
また、BCにエアが入っているにもかかわらず、
体の力が抜けずにフィンをかき続けている場合など。
さらにひどいと水に顔をつけたくないあまりに、
必死に犬かきしながら背伸びしていたり。
自分のBCにしっかり給気して近づいていき、
触れながら、穏やかに話しかけ、脱力と深呼吸を促そう。

■水中
最もわかりやすいのは吐き出されたエアの状態。
尋常でないくらいゴボゴボと大量に吐き出されていたら危険のシグナル。
そのほか、レギュレーターから手をはなさい
マスククリアを何度もする、とにかくせわしない動きびっくり顔など。
対応は、いったん止まり、
ボディタッチの意味も込めて体を支えながら深呼吸をさせてアイコンタクト。

以上、ストレスを見抜いて、パニックを起こさないダイビングを。

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

writer
PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
  • facebook
  • twitter
FOLLOW