できるかな♪ レギュレーターなし呼吸
プールで遊んでいるときに、
「そういや、昔、レギュレーターなしで、タンクから直接空気を吸うって練習したな〜」
と思い出す。
思い出したものの、「あれって、何の意味があったんだっけ?」
まこ社長に「何か意味があると思う?」と聞いてみると、「ない」と笑われる。
とりあえず、やってみることに。
http://www.youtube.com/watch?v=gg28_yrAcgc
昔取った篠塚で、できた♪
方法は、タンクとレギュレーターの接続部分を、
手で覆い、親指と人差し指の間に口をつけて吸うだけ。
吸うというより、口の中に空気ためて、のどに流し込む感じ。
せっかくできたので、何かに役立てたいのだが、
やっぱり意味があるとは思えない。
そこで、アイデアを考えてまくって、まこ社長にぶつけてみる。
「例えば、レギュレーターを忘れてしまったときとかに使えるんじゃね?」
「取りに帰るか、潜らないでしょ、普通(笑)」
「港で何かを海に落としたときに、そこにあるのがタンクだけだったとか?」
「だから、レギュを取りに帰るってば(笑)」
「水中でレギュレーターが壊れたら?」
「浮上するか、オクトをもらおうよ」
「目の前で子供が溺れて10㍍くらいに沈んでいってしまった。
そんなときにそこにあるのはタンクだけ! ってケースは?」
「まあ、そんなときには使ってもいいかも。でも、かなりのレアケースだね(笑)」
まったく実用的ではない、もしくは激レアケースばかり。
ということで、ネット検索で調べてみると、
ゲストのレギュレーターが壊れたので、自分の器材一式と交換して、
自分はタンクからエアを吸って海を案内したガイドってのがいた(笑)。
でも、これもオクトを渡して浮上すればいい話なので、
やっぱり実用的ではない。
器材脱着と同じで、実際に水中で脱ぎ着をすることはないのだが、
こうしたスキルをクリアするためには、
頭と体を使って水に向かう必要がある。
結果、体の使い方やストレス対処を身につける。
で、もっと根本的には好奇心。
「どうやろう〜」、「できるかな〜」と夢中になって遊ぶのは楽しい。
バブルリングしかり、水中脱糞しかり。
昔やらせた先輩は、僕のダイバーとしてのレベルの確認をしたいというのもあったのだろうが、
もがき苦しむ僕を見るための好奇心がたぶんほとんどだったと思う(笑)。
※このスキルは、エアエンボや溺水のリスクがあると言っておきます。
実際、1本目ではマスクが外れて失敗。大慌て。
なので、試すも試さないも大人な判断で。
失敗メーキング