「Mares」特別企画 〜イタリア生まれの洗練されたデザインと革新的な技術のダイビングギアとは~(第6回)

Maresのレギュレータ、驚きのこだわり3選!独特な形状のイチオシ製品の紹介も【連載vol.04】

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洗練されたデザインと革新的な技術で、世界的な人気を誇るイタリア生まれのダイビング器材ブランド「Mares(マレス)」。現在ocean+αでは製品紹介の連載をしているが、今回は、Maresがレギュレータを開発する上でここだけは譲れない!というこだわりの特徴3選をご紹介したいと思う。また、記事の最後には今Mares担当者がおすすめするイチオシ製品もピックアップしているのでお見逃しなく!

Maresレギュレータのここだけは譲れない!こだわり3選

ではまず、Maresこだわりの特徴をひとつずつ、ご紹介していきたいと思う。

1、地上と変わらない呼吸感

ダイビングでの快適さを大きく左右する呼吸感の快適さはとても大切。マレスは、違和感のない、自然な呼吸でダイビングをもっと楽しく、究極のストレスフリーに近づけるため、水中での「地上と変わらない呼吸」に徹底的にこだわり、製品開発を続けている。
タンク残圧や水深が変化すると呼吸抵抗を感じやすくなるのが一般的だが、マレスのレギュレータはダイビング中にどんな姿勢をとったとしても、常に1stステージの自動調整機能が作動して、安定して空気供給されるようになっている。2ndステージにあるノブで空気流量を手動で調整できるものもあるが、手動で調整しなくても、快適なダイビングを実現できるのだ!

まだ試してない方必見!! まるで陸上と同じ呼吸感のMaresレギュレータの7つの機能を紹介!【連載vol.03】

2、優れた耐久性

マレスの代表的な2ndステージ「Abyss」や「EPIC」のボディは、真鍮製(金属製)で、強度や耐腐食性が非常に優れている。さらに部品点数も極力減らすことで、オーバーホール専門店やダイビングガイドの方たちから「マレスのレギュレータは構造がシンプルでわかりやすく、壊れにくい」と評価されている。
ちなみに、真鍮には熱伝導率が高いという利点もあり、この熱伝導率が高いおかげで、たとえ冷水下でも内部が周りの水温によって温められ、レギュレータの凍結防止効果を発揮。逆に、温かい水温の場合は、呼気が2nd内で結露するため、湿度の高い空気を吸うことができ、喉の渇きを抑える効果も発揮する!

3、開発基準

マレスで製品化されるすべてのレギュレータは、「水深60mにおいて、1分間に25回の呼吸(※)がスムーズにできる」ということを基準にしている。日本のJISにあたるダイビング器材先進国のヨーロッパでの安全基準の指標のCE基準というものもあるが、これを満たしているのはあたりまえ。このCE基準を超える条件値となっているので、その信頼性にはかなりの自信あり!

※通常成人の平常時の呼吸数は約10~15回


 

Mares レギュレーター HISTORY

Maresのレギュレータが評価されていることを裏付ける、過去の歴史を少しご紹介していこう。
1993年、Maresは市販モデル(特別なチューンナップをしない店頭販売モデル)として、世界で初めてUS NAVYの厳しいテストに合格した「MR12 Voltrex」を発表。その10年後の2003年、単独潜水で313m(※)到達や1台の1stステージから101人のダイバーが同時に40分呼吸するなどの脅威的な記録を作った名機「MR22 ABYSS」で上級ダイバーやテクニカルダイバーからも高い評価を受けてきた。そして今もなお最先端の技術を取り入れ、Maresを代表する製品として世界的に非常に高く評価されているのだ。
※イギリスのテクニカルダイバーMark Ellyattによる記録

MR22 ABYSS(2003年当時に販売されていたもの)

MR22 ABYSS(2003年当時に販売されていたもの)

注目の製品をPick UP!

最後に、今Mares担当者がおすすめするイチオシ製品を2つご紹介。

上下を気にする必要がない「SXS 62X」

本製品の2ndステージは見てのとおり、排気弁が横に取り付けられており、上下対称の珍しい形状。なので、たとえばバディがエア切れをしたときなどに上下を気にする必要がなく、瞬時に差し出すことができるというわけだ。また垂直姿勢のときでも、排気される泡が目の前にこないように際に、特別な形状に設計されているのも特徴のひとつ。さらに、Maresの中で最も軽量・コンパクト。だからBCのポケットにも収納できて、陸上で使用してないときにブラブラせず、傷がつく心配もなし!

また1stステージもMaresの中で最も小型で軽量(640g)。一方で、呼吸の安定性を維持する「ダイナミックフローコントロール(DFC)」、そして水の侵入から徹底保護する「オートシーリングテクノロジー(AST)」が装備されているので、文句なしの高性能!
▶︎「ダイナミックフローコントロール」と「オートシーリングテクノロジー」の機能詳細はこちら

Maresの中で最も小型で軽量な1stステージ

Maresの中で最も小型で軽量な1stステージ

本製品の「ダイナミックフローコントロール」の仕組み。右:「オートシーリングテクノロジー」の仕組み

本製品の「ダイナミックフローコントロール」の仕組み。

「オートシーリングテクノロジー」の仕組み

「オートシーリングテクノロジー」の仕組み

360°自由自在に回転する「LOOP15X」

こちらはホースの位置に特徴あり!左右対称デザインの垂直型2ndステージで、360°回転し顔をあらゆる方向に、快適に、自在に動かすことができる優れもの。通常肩の上を通るホースを脇の下から出すことで、ホースが絡まりにくく、ダイビング中のホースの振動も軽減。パージボタンはシリコン製で大型なので厚手のグローブ装着時も操作がしやすいという特徴もある。

Maresならではのこだわりが詰まったレギュレータはいかがだったでしょう。これだけユーザーのことを考えて製品開発しているからこそ、世界的に評価されていることに納得。レギュレータを新しく買おうと検討中の方、Maresのレギュレータが気になった方はぜひダイビングショップ(下記一覧参照)やダイビング器材販売店に問い合わせてみよう!

水深200m想定でレギュレータ品質テストを実施!? 高品質な「Mares」製品の開発の裏側【連載vol.02】

▶︎製品一覧(Maresホームページ)
▶︎取扱店舗一覧(Maresホームページ)

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創業75年を迎える老舗ダイビング器材メーカー「Mares」と50年以上の伝統をもつ指導団体「SSI」を運営。自然を舞台に楽しむことをサポートする会社として、サスティナブルな社会への取り組みにも力を入れている。

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PROFILE
イタリア生まれの洗練されたデザインと革新的な技術で世界的に人気のあるMares (マレス) 。
日本におけるMaresは、オーストリアに本部を構えるスポーツ総合メーカー「HEAD」の子会社「HEAD Japan株式会社」にあるダイビング事業部が、50年の伝統をもつ指導団体「SSI」とともに運営。 自然を舞台に楽しむことをサポートする会社として、持続可能な社会への取り組みにも力を入れている。
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