考察「スッピンとダイビング」
先日、とある女性が「海でスッピンになると性格が変わる」とおっしゃっていた。
化粧という仮面を脱ぎ捨て人前に出た瞬間、解放感とやけくそ(?)が入り混じった、
矢でも鉄砲でももってこいという心境になるらしい(笑)。
この辺の女性心はさまざまだが、女性ダイバーはどうしているのか、
実際にアンケートしてみた結果がこれ。
ダイバー100人に聞きました!
Q.日帰りダイビング。さてお化粧していきますか?
朝から化粧。ダイビング後も化粧 17%
朝から化粧。ダイビング後はスッピン 12%
朝はスッピン。ダイビング後に化粧 13%
1日中スッピン 56%
その他 2%
スッピンが過半数を超える56㌫。
環境面への配慮もあるが、「面倒くさい」という理由が多い。
また、最初のうちはしていたが、徐々にしなくなる傾向もあるようだ。
ただ、これがリゾートの場合だと結果は異なるだろうし、
意識する男性がいるかどうかによっても違うだろう。
メイクは眉や目の周辺のみというナチュラルメイクが主流で、
あとは日焼けしたくない人がウオータープルーフの日焼け止め効果のある
ファンデーションなどを塗ったりする程度。
では、真実をいや応なしに見せつけられる男性の受け止め方はどうだろうか?
いきなりマロがおな〜りしてびびった男性陣も少なくないだろう。
Q.ダイビング時に女性には化粧をしてほしいですか?
しっかり化粧してほしい 2%
少しは気にしてほしい 34%
1日中スッピンでいい 59%
その他 2%
男性陣の意識としても、スッピンでいいという人が過半数以上。
つまり、スッピンがいい女性陣とスッピンでいい男性陣が過半数なので、
これらの層のダイバーたちはおおいに眉毛削減のエコと
鼻水垂れ流しのナチュラルな感じでダイビングを楽しめばいいのだろう。
そうした自然なテイストがダイビングの良いところでもある。
しかし、42%の女性は、タイミングは違えども化粧をする瞬間があり、
36%の男性は、化粧をして欲しいと思っている事実もある。
こちらの層は身だしなみや異性問題が絡んでくるわけで、
だとしたら、どのタイミングで化粧するのがよいのだろうか?
A. 朝から化粧。ダイビング後も化粧
B. 朝から化粧。ダイビング後はスッピン化粧
C. 朝はスッピン。ダイビング後に化粧
この答えは、クリパに隠されている。
ダイビングサービス(ショップ)のクリスマスパーティーや忘年会に参加して、
以前、海で会っている女性にダイバーに会場で再会するとかなりの確率でこう思う。
抱きしめたい!
というのも海で会ったときより、ほとんどの女性がきれい。
お化粧、服装、香水などなどでカスタマイズしたクリパの女性は戦闘値MAX。
海とのギャップに思わずハッとさせられる。
この証言は非常に多く、一般ダイバーだけでなくガイドさんからも
「いつも海でしか会わないからクリパで会うと本当に驚くよ」とよく聞く。
これが順序が逆だと、海でスッピンを見て違う意味でハッとする。
というかゲッと思うことのほうが多い。
ということで、一番多いAの「朝から化粧。ダイビング後も化粧」は素晴らしい心がけだが、
“好印象を与える”という意味では、
Cの「朝はスッピン。ダイビング後に化粧」が正解。
手間を考えても、朝もダイビング後も化粧するより楽。
逆に「朝は化粧。ダイビング後はスッピン」が不正解となり、
ガイドさんが「○○さ〜ん、いませんか〜? どこ行きました〜?」と
本人を目の前にまったく気がつかなかったという悲しい実例もある。
結論。
基本、ダイビングはスッピンの文化。
化粧するならダイビング後にほんのりと。
で、どうでしょう?