指がない! ウツボのしっぺ返し

ダイバーになるとわかること。

一般的には凶暴なイメージのある海の生物でも、
そのほとんどが大人しいということ。

サメと並んで、ウツボもそんな魚の代表格。
鋭い歯をむき出して「くわぁ〜」っと迫ってくる映像を見れば、
「恐ろしそう……」と思うのは仕方ない。

ダイビング「やんのか、ごるぁ!」

しかし。

実際はとても大人しく、ウツボ好きな外国人ダイバーが
ナデナデしているのはお馴染みのシーン。

そう、サメもそうだが、海の生物が人を襲ってくることは希なのだ。

しかし、しかし。

稀ではあるが、油断しているととんだしっぺ返しに会うことも。

先日の記事でもサメに噛まれるシーンを紹介したが、
http://diving-commu.jp/divingspirit/item_3383.html
今回紹介するのは、ウツボに噛まれたダイバー。
ゴマンモンガラやウツボという強面に餌付けをしていて、
親指を食いちぎられてしまったのだ……。
しかし、驚いたことにこのダイバー、なんと足の薬指を手に移植!!

※注:ちょいグロ(!?)映像

http://www.youtube.com/watch?v=fHNpYxCSnUM

噛まれた瞬間の叫び声は痛々しいが、
ゲームをしている姿には思わずちょっと笑ってしまった。

いずれにせよ、サメのケースでもウツボのケースでも
安心しきって餌付けをしているときの事故。

これをもって「だから餌付けするのが悪い」というのは乱暴だし、
大仰に「自然を冒涜するからだ」と言うつもりはまったくない。

ただ「繁殖と食事に関わっているときの海の生物には気をつけよう」という話。

それにしても、足って手にくっつくんだ……。びっくり。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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