エマージェンシーグッズ

まず、神子元取材について、
発売日までにネタバレしない程度にご報告。
まず、ハンマーが当たったかどうかだが、
大当たりっちゃー大当たり。
でも、大ハズレっちゃー大ハズレ。
今までで一番の写真が撮れたと言ったが、
それはハンマーの写真ではない。
でも、ハンマー絡みの写真。
ちなみにハンマーは目撃した。


と、謎を深めて8月号を買ってもらう工作をしたところで、
取材でちょっと思ったこと。
神子元はやはり流れが速い。
ときに半端じゃなく速い。ヘタしたら死ぬほどに。
今回は、流れてはいたが2枚潮など複雑な潮ではない
ので問題なかったのだが、ここで改めて思ったのが、
グローブの重要性
寺子屋でも何度か書いているが、
僕はこれまでダウンカレントで数度、死にかけている。
ダウンカレントにハマったとき役にたったのは、
シグナルフロートでもカレントフックでも海面着色剤でもなくく、グローブだった。
カレントに対する対処法で最も有効なのは
“つかむ”ことなのだ。
グローブをしていて良かったと心の底から思うからこそ、
モルディブのグローブなしダイビングってのに、
敏感に反応してしまう自分がいたりもする……。
実は今回の取材では、
あろうことかグローブを忘れてしまった……。
結果、グローブなしで潜ることにより、
改めてグローブの重要性を再認識。
グローブで生死が分かれることもあると思う。
また、グローブ以上に、
重要だと思うエマージェンシーグッズといえば、スノーケル
エア切れで水面移動をしたことがあるが、
スノーケルなしで泳ぐことは想像以上に辛い。
スノーケルは潜るときに邪魔なので、
ついつい取ってしまいがちだが、
エマージェンシーグッズと考えて必携してほしい。
このように、僕の中で2大エマージェンシーグッズは
グローブとスノーケル。
エマージェンシーグッズというと特別な道具を思い浮かべてしまうが、身近にあり、結構軽視されているものが大切だったりする。
グローブとスノーケル。
“基本装備”として紹介されることが多いが、
エマージェンシーグッズとして紹介した方が、
みんな、割とシビアに考えるのではないだろうか。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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