モル日記② 売り込み中〜
ただ一人、銀塩カメラで写真を撮っていたため、
皆が画像を見せあいっこする中、
ショボンとしていたわけだが、とりあえず現像が上がった。
基本は遊びだし、元々ガツガツ写真を撮る方ではないので、
カメラを持ったり持たなかったりしながらのんびり潜っていたのだが、頭の片隅では、
もしいい写真が撮れたら雑誌に売り込もうとボンヤリ企んでいた。
それが、ジンベエザメが登場し、
それを目の前で13㍉で撮影に成功した辺りから火が着き、
「そういえばマンタも目の前で撮ったし、
何だかすごい写真が撮れまくってしまったぞ!」
とテンションが上がり始め、
カメラを持たずに潜り、
バラクーダが目の前でグルングルンしたダイビングを後悔しつつ、その後は積極的に撮影していた。
で、その後も素晴らしい場面に遭遇し、
一応シャッターは押したもんだから、
頭の中ではすっかり12㌻のグラフができあがっていて、
「こりゃマリンダイビングの巻頭グラフだな」
と勝手に興奮していたわけだが、現像上がった写真は……。
写真って難しい。うん。カメラマンってすごい。うんうん。
撮っているときの興奮と現実のギャップがひどい。
「ジンベエ見開きだ!」⇒「せいぜい1/2㌻だな……」、
「マンタだけで4㌻できちゃう〜」⇒「1㌻いけるかどうか……」、
「ツバメウオ53尾で1㌻」⇒「うわっオーバー!。使えるかな……」、
「ヨスジフエダイの群れで見開き!」⇒「やっぱりオーバー……」
「ナポレオンのドアップ迫力あるぞ」⇒「シンクロコード写っちゃってるし〜」
結果、12㌻の巻頭グラフという勝手な想像が、
3〜4㌻、がんばって5㌻ぐらいかなと……。
う〜。最初からその気でもっとがんばれば良かった〜。
ちゃんと取材もしてないし〜。
ビールばっかり飲んでる場合じゃないってば。
そんなわけで想像とははるかに遠い写真の上がりだが、
3〜5㌻ぐらいは組めそうな気がするので、
マリンダイビングの後ろの方でコソっと掲載してもらうべく売り込み中。
何となくいけそうな気はするが、編集会議まで未定。
ってことで、写真を雑誌に掲載してレポートするとなると、
mixiといえども先に公開しちゃうとちとマズイ。
それに、書くなら“初めてのモルディブ&ジンベエ”というテーマになるであろうから、ここで先にテンションを上げて書いちゃうと、雑誌のレポートが出がらしの茶のようになってしまう。
実際、ここで先に書いたことを雑誌で書いて、
「俺、同じギャグ言っているし……」と
テンション下がることもしばしば(笑)
そんなわけで、もらった画像で、感情を抑えつつ、
人のふんどしモル日記でいきま〜す。
雑誌で爆発レポート書きたいが、
ボツったらこの熱い感情はいずこへ……。