マリンレジャー事業者、カメラマン、水中写真家が語り合う 「沖縄の海から考えるレスポンシブルツーリズム」座談会
――いろいろなご意見をいただき、ありがとうございました。最後にひと言ずつ、今日の座談会で新たに気づいたこと、今後取り組んでいきたいと思ったことなどがあれば聞かせてください。
古郡氏
今日は上地さんから、沖縄に住む若い方の考えを聞かせていただけて、とても参考になりました。こういう方にぜひインストラクターになって、活躍していただけるようなマリンレジャー業界にしていきたいと思います。MBFはまだ新しい団体ですが、マリンレジャーに携わる業者の課題解決をしていくために、行政をはじめいろいろなところに働きかけていきたいと思います。
むらい氏
お二人の話は知らないことも多くて、とても勉強になりました。現地の方たちが抱えている問題を、ダイバーの方にも知ってもらいたいなと思いました。
上地氏
大先輩の古郡さんやむらいさんのお話はなかなか聞けないので、いい機会でした。ありがとうございました。
「沖縄の海から考えるレスポンシブルツーリズム」をテーマに、古郡氏、むらい氏、上地氏にさまざまなお話を伺ったが、いかがだったろうか? 改めて沖縄には世界に誇れる素晴らしい海があり、これを10年先、20年先、さらにその先まで持続可能なものにするためには、現地の事業者、住民の方たち、私たち観光客のすべての人たちが意識と行動を変えていく必要があると感じた。自分にはどんなことができるのかを考えながら、沖縄の海を訪れ、楽しんでいけたらと思う。
【Profile】
●古郡 優樹(ふるごおり ゆうき)氏
沖縄県マリンレジャー団体連合会専務理事、那覇市マリンレジャー振興協会代表
19才から沖縄に移住、今年で20年目の元漁師。「海に公園を作る」というテーマで作った「OPG」の自社所有クルーザーは、「滑り台」「飛び込み台」「海上ブランコ」付きの日本で最大のマリンレジャー専用クルーザー。週一で行う仲間とのサッカーに夢中な2児の父。
◎Facebook/古郡優樹
◎Instagram/@umiasobininn_okinawa
●むらい さち氏
水中写真家
沖縄座間味島でのダイビングガイドを経て、写真の世界へ。広告カメラマンの助手を経てダイビング雑誌の出版社に入社し、その後独立。現在、水中はもちろん、ボーダレスに地球のあらゆるところで「しあわせなとき」をテーマに撮影を続ける。その独特の淡い写真表現が特徴。
◎Facebook/むらいさち Sachi Murai
◎Twitter/@MuraiSachi
◎Instagram/@murai_sachi
◎YouTube/UmiSachi TVうみさち
●上地 一輝(うえち かずき)氏
沖縄出身 水中カメラマン
沖縄県読谷村出身。幼い頃から沖縄の海で遊んで培ってきた感性で、沖縄の海を映像・写真を通して表現している。海洋保全ブランドSAVE THE OCEAN. LOVE THE OCEAN.を学生時代に立ち上げ、アパレルや写真の販売利益の35%を沖縄の海の保全に役立てている。
◎Instagram / @kazu_ocean17
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取材協力:沖縄県マリンレジャー団体連合会