リサイクルされたら何になる?回収されたゴミのその後とは?
リサイクルが環境にとって良いことであると知っていても、何がどのようにリサイクルされているのか知っている人は多くはないでしょう。
日々、捨てているゴミがその後、どのようにリサイクルされて、何になるのか、そんなイメージができるだけでもリサイクルへの認識が変わってくるのではないでしょうか。
どのようなゴミがリサイクルできて、その後ゴミが何になるのかをご紹介します。
①ペットボトルは様々な素材に
②アルミ缶は鉄の材料に
③スチール缶は鉄筋や鉄骨に
④ガラス瓶は再びガラス瓶に
⑤発泡スチロールは文具や合成木材に
⑥プラスチック製容器包装はパレットや擬木に
⑦紙はトイレットペーパーやティッシュに
⑧生ゴミは堆肥に
⑨携帯電話は金や銀に
⑩家電製品は鉄や銅に
ペットボトルはリサイクルされて様々な素材に
石油から作られるペットボトルは、飲み物の容器として大変便利のため、多くの人が利用します。回収された後は洗われて細かく砕かれます。
その後、加工されて再びペットボトルとして生まれ変わるか、以下のようなものの原料として生まれ変わります。
繊維製品
▶︎車の天井
▶︎床材の内装材
▶︎吸音材
▶︎作業服
▶︎学生服
▶︎スーツ
▶︎カーペット
シート
▶︎食品用トレイ
▶︎卵パック
▶︎フルーツパック
▶︎防草シート
▶︎下敷き
成型品
▶︎台所用洗剤ボトル
▶︎食品用パウチ
▶︎回収ボックス
▶︎セロテープ台
アルミ缶はリサイクルされて鉄の材料に
缶ジュースや缶詰の缶として利用されるアルミニウムでできた缶がアルミ缶です。軽くて柔らかいことがアルミニウムの性質です。回収されたアルミ缶はまとめて押しつぶされ、アルミニウムの原料となります。半分以上は高温で溶かし、再びアルミ缶として利用されます。もう半分は良質な鉄を造る材料として使われます。自動車の部品として再利用されることでも知られています。
スチール缶はリサイクルされて鉄筋や鉄骨に
スチール缶はアルミ缶のように缶ジュースや缶コーヒーとして利用されますが、硬い性質が特徴です。高温加熱殺菌が必要な飲み物を入れる缶には、強度が高いスチール缶が使われます。スチール缶もまとめて押しつぶされて、鉄の原料となります。高温で溶かされたスチール缶は、スチール缶として蘇るだけではなく、鉄筋や鉄骨、鉄板として再利用されます。
ガラス瓶はリサイクルされて再びガラス瓶に
ガラス瓶はケイ砂、石灰石、ソーダー灰などの資源と、瓶を細かく砕いたガラス屑(カレット)によって作られます。ガラス瓶は何度もガラス瓶としてリサイクルできることが特徴です。
ガラス瓶にはリターナブル瓶とワンウェイ瓶があります。リターナブル瓶は何度も利用が可能な瓶で、回収された後に、工場で綺麗に洗浄されて、お店で売られる瓶として再利用されます。ワンウェイ瓶は一度きりしか使えない瓶で、回収された後、色で分けられて細かく砕き、カレットになります。これを瓶の原料として使用するか、アスファルト塗装やタイル、カラー舗装や断熱材の原料として使われます。
発泡スチロールはリサイクルされて文具や合成木材に
発泡スチロールはほとんどが単一素材です。そのため…
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