沖縄旅行で久しぶりにダイビングするなら。ブランクダイバーが知っておきたい海とショップ選び

Cカードは持っているものの、「せっかくだから沖縄で久しぶりに潜ろうかな」と思いながらも、「スキルを忘れてしまったかもしれない」「周りについていけるだろうか」と不安になり、予約をためらってしまう人は少なくない。

しかし、そんなブランクダイバーをサポートしてくれるショップは数多くある。大切なのは、自分のレベルや不安に合わせて対応してくれる海やショップを選ぶことだ。

今回は、沖縄本島・宜野湾市から慶良間への日帰りファンダイビングツアーを開催し、初心者やブランクダイバーを数多く受け入れているアークダイブを取材。久しぶりのダイビングを安心して楽しむためのポイントを紹介する。

アークダイブ岡本千春さん(左)

アークダイブ岡本千春さん(左)

久しぶりのダイビングで、多くの人が不安に思うこと

「一番よく聞くのは、『ついていけるか』と『周りに迷惑をかけないか』という不安です」
そう話すのは、アークダイブのインストラクター・岡本千春さん。

器材の使い方や耳抜き、中性浮力など、久しぶりのダイビングには不安がつきものだ。しかし、その不安の多くは「できないかもしれない」という技術面よりも、「迷惑をかけたくない」「楽しめるだろうか」という気持ちから生まれている。

だからこそ、自分のレベルに合った海やショップを選ぶことが、安心してダイビングを再開する第一歩になる。

久しぶりのダイビングに不安はつきもの。大事なのは不安をそのままにしないこと

久しぶりのダイビングに不安はつきもの。大事なのは不安をそのままにしないこと

久しぶりのダイビングだからこそ、海選びも大切

沖縄には数多くのダイビングエリアがある。その中でも、多くのダイバーから愛され、一度は行きたいと憧れるダイバーも多いのが慶良間だ。実は慶良間は初心者から上級者まで楽しめるバリエーション豊富な海。ブランクダイバーや経験本数の少ないダイバーにとってもストレス少なく潜ることができる。

特に安心できるポイントとしては、安定した透明度の高さ。水中でガイドや周囲のダイバーを見失いにくい。流れの穏やかなポイントも多く、自分のペースで泳ぎやすい環境が整っている。

遠くにいるダイバーまで見失いにくい透視度の高さ

遠くにいるダイバーまで見失いにくい透視度の高さ

さらに、水深5〜15mほどの浅場でもサンゴ礁や熱帯魚、運が良ければウミガメに出会える。「久しぶりだから浅場から潜りたい」という人でも、沖縄らしい海の魅力を十分に味わえるフィールドだ。

沖縄本島から日帰りで参加できることも大きな魅力である。「まずは一本だけ潜ってみよう」と気軽に予定へ組み込みやすく、ダイビング再開のきっかけにもなりやすい。

大型のボートで慶良間の海をクルージングしながらダイビングをするスタイル

大型のボートで慶良間の海をクルージングしながらダイビングをするスタイル

現場で見た、安心して潜るためのサポート

今回の取材で印象に残ったのは、「初心者歓迎」と書いてあることではなく、実際にどんなサポートをしているかだった。今回取材したアークダイブでは、ブリーフィングの最初に苦手や不安を聞いてくれた。

耳抜きや中性浮力など、不安を丁寧にヒアリングしてくれた

耳抜きや中性浮力など、不安を丁寧にヒアリングしてくれた

器材のセッティングを一緒に行い、レギュレーターリカバリーなど基本スキルを陸上で復習。エントリー後もすぐに潜降はせず、ラダーにつかまってマスククリアとレギュレータークリアを練習させてくれた。耳抜きに不安があると伝えていたので、ゆっくりロープ潜降をし、浅いところでフィンピボットやホバリングを練習し、感覚を取り戻してから本格的なファンダイビングへ進む。多くの方は体が覚えているので、すぐにスキルや感覚を思い出してくれるそう。

耳抜きとBCの操作をフォローしてもらいながらゆっくりロープ潜降

耳抜きとBCの操作をフォローしてもらいながらゆっくりロープ潜降

今回はマンツーマンで対応してもらったが、ゲストが何名かいる場合は、ブランクや不安のある方はエントリーのタイミングをずらして、他のダイバーを気にせず思い出す時間を取れるようにしているとのこと。最大人数も6名までとしているので、「他の人に迷惑をかけないか心配」という不安も解消できる。

ダイビング中もゆっくり泳いでくれたり振り返ってくれたりして、「ついていけるか」という心配なく潜れた

ダイビング中もゆっくり泳いでくれたり振り返ってくれたりして、「ついていけるか」という心配なく潜れた

ショップ選びで見るべきポイント

その他にも、今回の取材で安心して潜れると感じた点がいくつかある。ハード面では、レンタル器材がきちんと管理されていることや、緊急時のためにAEDや酸素が船に積まれていること、船やショップ、更衣室などが綺麗で整理整頓されていること。

ソフト面ではスタッフの方々が不安や苦手なことを事前に聞いてくれることや、丁寧な対応、言葉遣い、服装がきちんとしているなど。また、同じグループでもゲスト同士が初対面ということも多いが、最初にガイドが主導して「今日一緒に潜る○○さんです!」と紹介してくれるのも安心ポイントだった。

ショップを選ぶときにはHPでこれらのポイントを確認したり、メールや電話でのやり取りが丁寧か、自分が不安を話しやすいかなどをみておくと良いだろう。

終わった後のログ付もショップで丁寧に実施してくれた

終わった後のログ付もショップで丁寧に実施してくれた

「また潜れるかな?」を、「潜ってきた」に変えよう

沖縄旅行をきっかけにダイビングをしたい、けれどブランクが不安という方は、今回紹介した海選びやショップ選びのポイントを参考に、自分に合ったショップを見つけてほしい。

慶良間には、初心者やブランクダイバーでも安心して楽しみやすいポイントが数多くあり、沖縄本島から日帰りで参加できるツアーも充実している。無理なく感覚を取り戻しながら、沖縄らしい海を満喫できるフィールドのひとつといえるだろう。

次の沖縄旅行では、景色を見るだけではなく、海の中へももう一度足を踏み入れてみてはいかがだろうか。

慶良間のブランクダイバー向けツアーをもっと知るならこちら(沖楽予約ページ)

取材協力:アークダイブ

アークダイブ

沖縄県宜野湾市を拠点に、慶良間諸島や沖縄本島周辺で体験ダイビング、ファンダイビング、Cカード講習を開催するダイビングショップ。PADI最高ランクの「5スターIDダイブリゾート」に認定されており、自社ダイビングボートやホテルを備えた総合ダイビングリゾートとして、初心者からベテランまで幅広いダイバーを受け入れている。ブランクダイバーや初心者への丁寧なサポートにも定評があり、リピート率91.6%を誇る。
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PROFILE

IT企業でSaaS営業、導入コンサル、マーケティングのキャリアを積む。その一方、趣味だったダイビングの楽しみ方を広げる仕組みが作れないかと、オーシャナに自己PR文を送り付けたところ、前社長と当時の編集長からお声がけいただき、2018年に異業種から華麗に転職。
営業として全国を飛び回り、現在は自身で執筆も行う。2020年6月より地域おこし企業人として沖縄県・恩納村役場へ駐在。環境に優しいダイビングの国際基準「Green Fins」の導入推進を担当している。休みの日もスキューバダイビングやスキンダイビングに時間を費やす海狂い。

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