美と健康、そしてより深く潜るために 〜フリーダイバー/パブロバアンバサダー・福田朋夏の食生活〜

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自分の身ひとつで水中深くへと潜っていくスポーツ・フリーダイビング。より長く息を止め、日常生活を送る陸上とはまったく異なる環境下で行うスポーツで記録を出すには一体何が必要なのか? 水深100mの記録を持つプロフリーダイバーの福田朋夏さんに、記録を出すため、そして美しさや健康を保つために日常的に実践していることをインタビュー。食生活を中心に、メンタルを整える方法、そして、自身がアンバサダーを務め、健康のために摂取しているというサプリメント「パブロバ」について詳しく伺った。

フリーダイバー・福田朋夏Profile
福田朋夏
2011年から本格的にフリーダイビングのトレーニングを始め、日本代表の『人魚JAPAN』の一員として金メダルを2回獲得。個人としても世界各国の大会で好成績を収め、数々のメダルを獲得。
コンスタントウェイトウィズフィンというモノフィンを履いて自分の泳力のみで潜る競技ではケイマン諸島で-100mの記録を出す。現在は沖縄を拠点にフリーダイビングの活動中。2024年6月に沖縄では約14年ぶりとなるフリーダイビングの国際大会を主催。

メンタルが重要なフリーダイビング

潜る前にはとにかくリラックスする必要があるフリーダイビングは、精神状態のコントロールがかなり重要になってくる。瞑想やヨガを日常生活に取り入れているフリーダイバーは少なくない。

福田さんは、ヨガや朝起きて息を止める時に瞑想を意識的にすることもあるが、何も考えないようにして、五感に集中するという点では、「体を動かすこと」と「料理をすること」が精神統一につながっているという。自分なりの集中できることが良いそう。そういう意味では、「料理すること」がメンタルを整えることに繋がっている。

福田さんのキッチンの窓からは海が見える

福田さんのキッチンの窓からは海が見える

フリーダイビングは健康的な食生活が基本

「パフォーマンスを決めるのは食事の影響がとても大きい」と福田さんはいう。もともと「健康オタク」と自身でいうほど食事には気を遣っていたが、フリーダイビングを始めてからは、よりフリーダイビングに必要な栄養素を気にするように。どんな食事か伺ってみると、野菜を中心に炭水化物やタンパク質をバランス良く、というまさに健康的な食生活そのものだ。

福田さんお気に入りの海が見えるキッチン。一日のほとんどをここで過ごすという

福田さんお気に入りの海が見えるキッチン。一日のほとんどをここで過ごすという

「身体によくわからないものはあまり入れたくない」と、食事はなるべくオーガニックな食材を中心に手作りしている福田さん。取材に伺った日には、ちょうどビーツのスープを作っていて、野菜たっぷりの鮮やかなビーツカラーのスープを見せてくれた。

栄養のバランスを考えた野菜たっぷりのビーツスープ

栄養のバランスを考えた野菜たっぷりのビーツスープ

ビーツは「食べる点滴」、「食べる輸血」と言われるほど栄養豊富な野菜。「鉄分」と「ビタミン」を意識的に摂るようにしている福田さんは、常に野菜は種類豊富に摂るようにしているとのこと。特に鉄分は酸素を運搬する血液中のヘモグロビンの働きを良くする成分。フリーダイビングには欠かせない。

ビーツ

ビーツ

そして、身体を動かすエネルギーに変わる炭水化物。潜る前日もしっかり炭水化物を摂って次の日に備える。「小麦粉よりもお米の方が身体が軽く感じられる」と話す福田さんは、海外の大会に出場する時でも日本米を持っていき、現地で自炊をしているという。

筋肉を作るのに欠かせないタンパク質も必要な栄養素で、意識的に取り入れている。筋肉量が多いと酸素を多く消費してしまうような気がするが、「水深100mから無酸素状態で泳いで浮上する筋肉が必要」と福田さん。大事なのは筋肉の大きさではなく、しなやかさなのだそう。

潜る前にはとにかく消化を意識

息を止めて長く潜るためには、身体に食べ物が残っていない状態がベスト。食べ物があると消化にエネルギーが使われ、心拍数が上がり、酸素の消費も増えてしまうからだ。空腹の方が息がたくさん吸えるとも。「いつも消化のことばかり考えている」という福田さんは、潜る前日や大会期間中には肉などの消化しにくいものを口にするのは避けるようにし、直前にはなるべく消化の良いものを摂るようにしているのだとか。

逆に潜った後には、すぐにビタミンやタンパク質を摂るようにしており、海から上がってすぐにキウイをかじったり、ゆで卵を食べたりしているとのこと。運動後にすぐに栄養を補うことで、回復促進につながるのだそう。

腸活でより健康な身体へ

「最近は腸活にハマっています」と福田さん。そう言って取り出してきたのは手作りの味噌や麹、梅干しなどの発酵食品。普段の食生活ではこの手作りの発酵食品を調味料に積極的に取り入れ、食物繊維を摂るために野菜からはもちろん、ご飯にスーパー大麦を混ぜるといった工夫も。

冷蔵庫から次々と現れる手作りの発酵食品たち

冷蔵庫から次々と現れる手作りの発酵食品たち

腸活とは、腸内の善玉菌を増やし、活発化させ、腸内環境を整えること。お通じが良くなり、免疫力アップが期待できる。発酵食品は、腸に生きた善玉菌を届けるのに必要で、さらに食物繊維を摂取することで、善玉菌が腸の中で活発になる。

福田さんが腸活を始めたきっかけはコロナ禍。コロナに罹らないために免疫力を高めることを目的に始め、より生きた菌を取り入れるために味噌や麹を手作りして使ってみたところ、料理がとにかく美味しくなってハマってしまったそう。今では沖縄の伝統的な発酵食品である“豆腐よう”まで手作りするんだとか。夢中になると極める性格が現れている。実際に消化や免疫機能のアップを効果として実感しているそうだ。

手作りの納豆麹と野菜を混ぜたもの

手作りの納豆麹と野菜を混ぜたもの

美容にもつながるフリーダイビングに必要な食事

フリーダイバーとして世界に通用する実力だけでなく、美しさも兼ね備えた福田さん。美容についても普段意識していることを伺ってみると、フリーダイビングに必要な食事や腸活レシピがそのまま美容にも繋がっているということだが、パパイヤなど酵素が多く含まれるものを意識的に摂っているという。

自宅の庭で育てたパパイヤ

自宅の庭で育てたパパイヤ

また、海では海水や紫外線にさらされるため、日焼け対策はもちろん、上がった後の保湿も欠かさない。特に髪は傷みやすいので海から上がってすぐに水で流してトリートメントをすることを心がけているそう。

パブロバ製品を飲み続けて感じる効果とは

体に入るものには特に気を遣っている福田さんが、アンバサダーを務め、自身も毎日飲んでいるサプリメントがこの「パブロバ」。

パブロバのサプリメントが入ったケース

パブロバのサプリメントが入ったケース

パブロバは沖縄本島北部のマングローブが豊かな汽水域で採取された植物プランクトン。抗酸化作用の高いフコキサンチンが昆布の100倍以上含まれ、血液をサラサラにしてくれるDHA/EPAも多く含まれる。その量は、同じく栄養価の高い植物プランクトンとして知られるユーグレナの10倍以上。そのほかにも、不飽和脂肪酸16種、アミノ酸18種(アミノ酸スコア94)、ビタミン類12種、ミネラル9種など多様な栄養成分が詰まっているのだ。

パブロバの製造・販売を行うオーピーバイオファクトリーは「海と共に生きる」をテーマにしている。そのテーマに福田さんがピッタリだったため、2年ほど前にアンバサダーの依頼があったそう。そこで、実際に飲みはじめたところ、大きく効果を感じられたので、福田さんはアンバサダーになったという。

パブロバ

疲れが取れやすくなり、寝起きが良くなったり、体が軽くなったという福田さん。特にお酒を飲んだ次の日に効果を感じるそうで、「これ飲めば二日酔いにならないから!」と飲み会前に仲間に勧めることも多々。そのほかにもPMS(※)がなくなり、生理前のイライラや落ち込みに悩まされることがなくなったという。最近では、パブロバにアルツハイマーにも効く成分があることも判明したため、「物忘れの激しいフリーダイバーに効果が出るか期待してます」と福田さん。

※PMS:月経前症候群。生理3~10日位前に始まる、さまざまな精神的・身体的な不調。人によって症状や重さ、時期などは異なる。

サプリだけでなく、パブロバ入りのパスタやドレッシング、ヘアスクラブも使っており、特にヘアスクラブは旦那さんもお気に入りで、夫婦揃って愛用しているそうだ。

パブロバサプリとヘアスクラブ

パブロバサプリとヘアスクラブ

沖縄で水深100mを目指して

今回、食生活を中心にフリーダイビングや美容・健康のために実践していることを教えてくれた福田さん。プレイヤーとしての活躍はもちろん、フリーダイビングを今後もっと盛り上げるために精力的に活動を続けていくそうだ。

今年の6月には沖縄でフリーダイビングの国際大会を主催。今後も大会をとおして多くの人にフリーダイビングに挑戦してもらい、海の大切さを知ってもらえたら嬉しいとのこと。

プレイヤーとしては、「沖縄で水深100m潜る」という目標を掲げる。美しく、熱く成長していく福田さんからますます目が離せない。

福田朋夏

パブロバ製品はこちらから
▶︎パブロバ公式サイト

Sponsored by オーピーバイオファクトリー
パブロバ
2006年に海洋調査会社から独立し、海洋生物資源の持続的活用をもって人類や社会の進歩・発展に貢献するという理念のもと、海洋生物資源の収集・成分分析・生産プロセス検討などを行う。沖縄本島北部で採取した微細藻類・パブロバは、栄養豊富であることが判明してから、約3年の開発期間を経て2021年にサプリメントとして商品化。また、パブロバをはじめとした微細藻類は地球温暖化の原因である二酸化炭素を吸収するだけでなく、医療やエネルギーなど幅広い分野で人間に寄与する。同社にとって「パブロバ」は微細藻類を育て、海洋生物にも住み良い環境を作り出し、動植物と人が共生できる地球環境の創造を目指す取り組みの一環だ。

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PROFILE
IT企業でSaaS営業、導入コンサル、マーケティングのキャリアを積む。その一方、趣味だったダイビングの楽しみ方を広げる仕組みが作れないかと、オーシャナに自己PR文を送り付けたところ、現社長と当時の編集長からお声がけいただき、2018年に異業種から華麗に転職。
営業として全国を飛び回り、現在は自身で執筆も行う。2020年6月より地域おこし企業人として沖縄県・恩納村役場へ駐在。環境に優しいダイビングの国際基準「Green Fins」の導入推進を担当している。休みの日もスキューバダイビングやスキンダイビングに時間を費やす海狂い。
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