海外で「わからない」を正しく伝えるには?~あっこのダイビング英会話~

What was that?
ワット・ワズ・ザッ(ト)?

みなさんこんにちは。
今年は桜が早くも満開になり春らしくなってきましたね。
日本の桜は外国人にも人気が高いので、満開の桜の写真などのネタがあると外国人ダイバーとの話が弾むきっかけになるかもしれません。

マンタ(撮影:松井亜希子)

このコラムを読んでくださっている方の中には、ある程度の英語は理解できるものの、早口だったり長い文章だと聞き取りが追いつかないという方も多いのではないでしょうか。
または、覚えたフレーズを流暢な発音であまりにもタイミングよく発言してしまったおかげで英語が話せると思われてしまった経験があったり・・・(笑)

そういったとき、相手が言ったことを聞き返す場合に便利なフレーズが“What was that?”です。
直訳すると「今のは何て言ったの?」という意味で、語尾を上げて質問のように発音します。

中学校で習った“Pardon me?(パードン・ミー)”も「もう一度言ってもらえますか?」という意味ですし、“Could you repeat that please?(クジュー・リピート・ザット・プリーズ)”“I’m sorry?(アイム・ソーリー)”なども同じような意味になります。
発音はどれも最後の単語の語尾を上げて質問のように発音します。

どれを使っても間違いではないのですが、“Pardon me?”“Could you~”は少し丁寧なかしこまった表現で、“What was that?”“I’m sorry?”は多少砕けた表現です。
私自身は1つ目の“What was that?”を使うことが多いのですが、仲のよい友達には単に“What?”だけで聞き返しています。

また、日本人は理解できないときにはにかんだ笑顔をしがちですが、外国人には、分からないと言わない限りは理解したと思われてしまうかもしれません。
相手が何を言っているのか分からないときは、ご紹介したフレーズのいずれかを使ってしっかりと聞きなおしましょう。

ダイビングは、少しの誤解や情報不足のせいで楽しく安全なはずのダイビングがつまらないものになったり危険なものになってしまう可能性があります。
聞き返しても分からないときは、“I don’t understand(アイ・ドント・アンダスタンド)”を使って分からないことをきちんと伝えてくださいね。

ちなみに“I don’t know”は「知らない(情報を持っていない)」、“I don’t care”は「気にしない、どうでもいい」、“I don’t understand”は「理解できない」という意味になります。
微妙なニュアンスの違いですが、質問された際に「分からない(I don’t know)」と言おうとして「どうでもいい(I don’t care)」と答えている方を時々見かけるので、ぜひ覚えておいてください!

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PROFILE
広島県生まれ。父親の転勤で小中学生時代の6年間をアメリカで過ごす。
東京大学農学部卒業後、翻訳会社勤務を経てフリーランスの翻訳/通訳者となり、現在は技術系の翻訳やエンターテインメント業界での通訳を主としている。

特技はどこでも現地人になじむこと。
言葉は違っても心は通じるはず!と勝手に思い込み、笑顔で入りこんでいきます。

好きな海はミクロネシアのチュークと御蔵島。
この出会いがダイビングを始めるきっかけとなり、いまではすっかり魅了されています。
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