海外ダイビングで怪我したときにどう伝える?~あっこのダイビング英会話~

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I have itching in the right ankle
アイ・ハヴ・イッチング・イン・ザ・ライト・エンコー

ダイビングでは海の中では生物などには不用意に触れないことが一番ですが・・・、流れが速くてやむをえず触ってしまったり、写真撮影などに夢中になってついうっかり触れてしまうこともあると思います。
また、触ったつもりはないけど、海から上がってみたら腫れていたり、出血していることに気づいた経験もあるかもしれません。

少々の怪我なら自分で対処できるかもしれませんが、心配な場合はスタッフに相談してみましょう。

イソギンチャクとクマノミ(撮影:松井亜希子)

まず、痛い、痒いなどの症状は、”I have ~”で伝えることができます。
~の部分は、
痛みがあるなら“pain (ペイン)“、
痒みなら“itching (イッチング)”
腫れなら“swelling (スウェリング)”
切傷なら“a cut (ア・カット)”
出血なら“bleeding (ブリーディング)”などです。
怪我の箇所は、このあとに“in/at ~”でつけ加えます。

さらに、原因に心当たりがある場合は、「いつ」「どこで」「何に」「どうした」などを伝えるとよいでしょう。
「いつ」は“during ~”、「どこで」は“at ~”を使います。

「どうした」は、たとえば
「~に触った」は“I touched ~(アイ・タッチド・~」)”
「~に噛まれた」は“I was bitten by ~(アイ・ワズ・ビッテン・バイ・~)”
「~に刺された」は“I was stung by ~(アイ・ワズ・スタング・バイ・~)”です。

~の部分にあたる生物名はここでは割愛しますが、どこでも遭遇する本当に一般的なものを数種類ご紹介しておきます。
珊瑚 coral (コーラル)
ガンガゼ long-spined urchin (ロング・スパインド・アーチン、意味は棘の長いウニ)
オニヒトデ crown-of-thorns starfish (クラウン・オブ・ソーンズ・スターフィッシュ、意味はいばらの冠のヒトデ)
クラゲ jellyfish (ジェリーフィッシュ)

これらを総合すると、たとえば「右の足首が痒い。今日の1本目のダイビング中に~のポイントで珊瑚に触ってしまった」は、“I have itching in the right ankle. I touched coral during the first dive today at ~.” となります。

今回は少し長い例文になってしまいました。
このような、情報がたくさん盛り込まれた内容を伝える場合の1つの手として、無理に正しい文法を使おうとせず、むしろブロークン・イングリッシュで、語順は日本語のままでよいので情報だけを英語にする方法があります。
私自身も、英語が母国語でない国に旅行したときは敢えてそうすることもあります。

日本語で、「足首、痒い、今日、1本目、珊瑚、触った」と言えばなんとなく意味は通じませんか?
英語でも、”ankle, itching, today, first dive, coral, touch”と言えば通じるはずです(笑)

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PROFILE
広島県生まれ。父親の転勤で小中学生時代の6年間をアメリカで過ごす。
東京大学農学部卒業後、翻訳会社勤務を経てフリーランスの翻訳/通訳者となり、現在は技術系の翻訳やエンターテインメント業界での通訳を主としている。

特技はどこでも現地人になじむこと。
言葉は違っても心は通じるはず!と勝手に思い込み、笑顔で入りこんでいきます。

好きな海はミクロネシアのチュークと御蔵島。
この出会いがダイビングを始めるきっかけとなり、いまではすっかり魅了されています。
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