恐怖と自由が入り混じる、海と向き合う体験 ~「バディ潜水したことありますか?」結果~

先日行なったアンケート。
バディ潜水(セルフダイビング)したことありますか?」の結果はこちらです。

バディ潜水(セルフダイビング)したことありますか?

  • どちらもしたことがない (26%, 71 Votes)
  • バディ潜水はしたことがある (14%, 38 Votes)
  • セルフダイビングはしたことがある (9%, 25 Votes)
  • セルフダイビングもバディ潜水もしたことがある (51%, 140 Votes)

Total Voters: 274

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バディ潜水(セルフダイビング)したことありますか?

ひと言でいえば、意外。

個人的には、ガイドさんなしのダイビングをしたことがあるダイバーは、1~2割ぐらいをイメージしていました。
しかし、結果は実に74%のダイバーがガイドさんなしで潜る経験をしていることになります。

日本人ダイバーが「金魚の糞」と揶揄されるのは、ステレオタイプの間違ったイメージなのかもしれません。

とはいうものの、経験や趣向などがわからない、あくまでざっくりとしたデータ。
オーシャナ読者がかなりアクティブに潜っている方々だという証左に過ぎないのかもしれません。

ただ、それはそれで、アクティブにダイビングを続けるポイントが、バディ潜水やセルフダイビング(呼び名に関して、しっくりこない旨のご意見のちょうだいしていますが、とりあえずこの名称で)にあるとも考えられないでしょうか。
単純にコストの問題が本質かもしれませんが(この話はいずれ)、今回は経験としての効用について。

自分が初めて友人と2人で潜った時。

2人であれこれ相談し、ダイブプランを立て、海況判断して潜る。
水中では、コンパスとニラメッコしながら自分たちで決めたコースを通り、自己管理も自分たちでしながら、おっかなびっくり潜る大冒険。

海と自分の意思が向き合った瞬間、海に潜ることがただごとではないことを肌で感じつつも、自由と喜び、そして達成感に満ちた体験となりました。
ダイビングが、とりあえずやってみたかったアクティビティから趣味になった瞬間かもしれません。
と、同時に、こんなことを当たり前にやっているガイドさんの見た方も変わりました。
これほど生物が探せないものとは思いませんでした。

セルフダイビングもガイド付きダイビングもそれぞれに楽しみがあり、選択できればいいと思いますが、この“海と主体的に向きあう”体験は、ダイビングの本質を知り、長く続けたくなるポイントなのかもしれません。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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