職業を聞かれることに「抵抗ある」が31% ~ダイバーアンケート結果~

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先日、行ったアンケート「Q.潜りに行った先で、職業を聞かれることに抵抗はありますか?」の結果が出ました。

潜りに行った先で、職業を聞かれることに抵抗はありますか?

  • その他 (4%, 21 Votes)
  • ガイドやイントラに聞かれるのはよいが、ゲスト同士で聞かれるのは抵抗がある (11%, 61 Votes)
  • ゲスト同士ならよいが、ガイドやイントラに聞かれるのは抵抗がある (2%, 10 Votes)
  • 誰に聞かれても抵抗がある (19%, 105 Votes)
  • 誰に聞かれてもまったく抵抗はない (65%, 369 Votes)

Total Voters: 566

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ダイバーさんから「潜りにいった先で出会った初対面の人に、職業を聞くのはありだと思いますか?」と聞かれたことがきっかけで行なったアンケートですが、自分の場合は、若い時に、「それを聞いてどうするの?」「海の話をしようよ」と年配の方に言われたことがあり、「なるほど、趣味の場で職業を聞くと嫌がる人もいるんだな」と頭に刷り込まれていて、仲良くなるまではあまり聞かないようにしていました。

ただ、職業を聞くのはあくまで会話の糸口で、「相手のことをもっと知りたい」という表れなので、別にいいんじゃないかとも思ったり。
ダイビングの現場でも割と普通に聞いてる場面に出会いますしね。

そこで、皆さんどうなんだろう? とお聞きしたわけですが、「抵抗ない」が65%と多数であることは予想通りでしたが、「抵抗ある」が条件付きも含めて31%もいることに、率直に驚きました。

いろいろネットで調べると、そもそも「初対面で職業を聞いたらアカン」って記事がたくさん出てきますね。

「江戸しぐさ」の中に「三脱の教え」というものがあります。「三」とは「年齢」「職業(肩書き)」「地位」のこと。昔の日本には、初対面の人に相手のプライベートに関することを聞いてはならないというルールがあったのです。

http://diamond.jp/articles/-/25041?page=2

江戸しぐさの信憑性はいろいろ言われていますが、とりあえず、“気配り”がテーマのサイトにまで出てくるんですね。
あまり気配りできない自分としては、まあ、3割も聞かれると抵抗ある方がいるなら、聞かない方が無難だと改めて理解しました……。

やはり海の前ではフラットに、目の前のダイビングの楽しみをシェアするのが基本ってことでしょうか。

確かに、海に来る人の事情はさまざまで、ダイバー同士の距離感への期待も異なりますが、「ダイビングを楽しみたい」という気持ちだけは共通です。

【お互いに向き合うのではなく、共に同じ方向を見つめること】なんて人間関係における名言がありますが、ダイバー同士もまずはそうした関係から入って、ある程度、仲良くなったら、パーソナルな会話で親睦を深めていくのがスムーズなのかもしれませんね。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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