「イルカパネル展 in しながわ水族館」開催のお知らせと見どころ

イルカパネル展 in しながわ水族館(提供:小木万布)

まだまだ寒い日が続きます、しかし!もう2月。
御蔵島の民宿予約は2ヶ月前なので、はやい方は既にGW前半の予約準備をされていることでしょう。
特にここの所、冬日が続いていますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?

さて今年も、御蔵島のイルカ達を連れて(写真パネルですが……)しながわ水族館に上陸します!!

等身大イルカ写真とイルカのさまざまな生態や行動、イルカウォッチングの様子を撮影した奇麗な写真を用意してお待ちしています。

都心に居ながらにして、御蔵島のイルカを感じられること請け合いのイベント、開催期間が1週間と少し短いですが、ぜひお越しください。

イルカパネル展 in しながわ水族館(提供:小木万布)

パネル展写真:会場では、御蔵の紹介DVDやイルカDVDも流しています

「イルカがいるから御蔵島に行こう展」

場所:しながわ水族館
期間:2015年3月2日(月)〜8日(日) *4日(火)は休館日です。

小木さんによる「イルカ昼話inしな水」開催

会場には、夏の間御蔵でイルカのガイドをしている方々が解説員として常駐しています。
イルカだけでなく、島外で御蔵の人に会うのも、なかなか不思議な感覚です。

週末にあたる3月7日(土)は、小木も会場でミニレクチャーを開催する予定です。
夏の土曜の夜、島で行っている「イルカ夜話」を「イルカ昼話 in しな水」として開催。

いつも通りの、筋道のないお話をざっくばらんにしたいと思っています。
また、観光協会お蔵出しの一品「ミナミハンドウイルカの全身骨格標本」を持ち込みます。
ホネホネパズルとして組み立てながら、イルカの身体や不思議な能力を知ることができます。

イルカパネル展 in しながわ水族館(提供:小木万布)

ホネホネ写真:ミナミハンドウイルカの頭骨です。これだけでも、イルカがどんな音を出してどうやって聞いているのか?のヒントが隠れています

しながわ水族館のここが見どころ!

しかも会場の多目的ホールすぐ横は、本物のハンドウイルカの水槽です。
少し照明を落とした静かな空間で、イルカたちの泳ぐ姿も見られます。

そして実は、しながわ水族館のイルカショーは、とてもクオリティーが高いと思います。
小さなプールながら、飼育員の方々がとても愛情深く、努力をされているのが見て取れます。
こちらも必見です。

小木は、学生の頃から大の水族館好きでした。
イルカ研究を志すきっかけになったのも、バンクーバー水族館に通っていた時です。
国内外たくさんの水族館に足を運んでいますが、しながわ水族館は、最も好きな水族館のうちの1つです(本当です)。

入館してすぐ左、淡水の水槽からだんだん東京湾へ移っていく導線は、なかなかイケてます。
派手さはありませんが、とても興味深く、他にはない展示になっています。
地下の出口右側とあまり目立つ所ではありませんが、大きなシロワニも好きな水槽です。

この展示も珍しく、全国でも10館無いようです。
水槽の底に抜けた歯が落ちていたり……します。
派手なところでは、イルカあり、アシカあり、ペンギンあり、アザラシまで!と海獣も実は充実のラインナップ。
アザラシ水槽と500t水槽にはトンネルもついています。

そして、公立の水族館ということで、入館料が安い!
品川区に住んでいたり、勤めていたりする方は800円、一般でも1,350円となっています。

御蔵島のイルカに会いに、3月の第一週はしながわ水族館でお会いしましょう!

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PROFILE
山形大学農学部で、テントウムシの産卵生態を研究をしていたが、「もうちょっと大きな動物を研究したいなぁ」と路線変更。
三重大学大学院在学中に、御蔵島をフィールドとしてイルカの行動研究を始める。

2004年、御蔵島で観光協会設立に関わり、同大学院を中退。
現在、御蔵島観光協会勤務。

観光案内業務、エコツーリズムの普及活動、イルカの調査取りまとめを行っている。

■著書:
「イルカ・ウォッチングガイドブック」水口博也(編著)144pp. ウォッチングと生態研究の両立-御蔵島のイルカをめぐって
「クジラと日本人の物語―沿岸捕鯨再考」小島孝夫(編集) 第4章クジラと遊ぶ..
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