【レポート】綺麗な海を取り戻そう! アマモ苗植え付け体験を実施

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2018年4月21日(土)、神奈川県江の島の海にて、NPO法人海さくら主催で、アマモの苗植え付け体験が行われました。

海さくらとは
「海さくら」は、神奈川県江の島の海に、かつて生息していた「タツノオトシゴ」が戻ってくるようなキレイな海にするため、「楽しい」「体験」「体感」をキーワードに、今までにない挑戦をしつづけているNPO法人です。

2005年12月より活動を開始。「目指せ!日本一楽しいゴミ拾い」を合言葉とし、お笑いビーチクリーンやどすこいビーチクリーン、囲碁ビーチクリーンなどを開催してきました。(詳細はこちらから)

海さくらでは、13年間ゴミ拾いの活動を続けているが、なかなか海が綺麗にならない現実に直面し、ゴミ拾いの継続と共に海の環境面からもアプローチすることに。

調査をしていくなかで、人間の生活形態の変化により海中のアマモの森が激減。

海底にアマモの森を復活させることが、海の生態系を取り戻すきっかけとなり、以前江ノ島の海に棲んでいた「タツノオトシゴ」が戻ってくることにつながるという考えに至ったそう。
ポットの中で種から育てたアマモが植え付けられました。

過去に行った種まきの様子

過去に行った種まきの様子

当日集まったのは総勢約100名。

お父さんお母さんに連れられ、お子さんの姿も多く見られました。

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当日は晴天に恵まれ、小さいながらも頑張って育っている苗を、皆さん大切に植付けされており、沢山の笑顔がみられました。

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本来は、約50ポット × 5~7株=約300株を植える予定のところ、アマモの成長がよくなかったため、実際に植え付けをしたのは、24ポット × 5株=約120株。

植え付けを行うには、ある程度成長したアマモを植え付けなければいけませんが、適したところまで育たず、今回は見送った株も多かったそう。
残りは秋に植える予定とのことです。

また、葉山のダイビングショップNANAのスタッフやゲストも参加。
タンクを背負って、一般の方が行けない深場への植え付けも行いました。

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以下、海さくらの代表、古澤純一郎さんからのコメントです。

アマモは水温の上昇や台風に弱いので、秋にアマモを植えるという選択は当初から予定していましたが、ここまで成長させてあげられなかったことに、悲しさと悔しさもありました。
最初からうまくいくとは思っていませんでしたが、改めて、アマモを育てる・植えるという「難しさ」と「厳しさ」を実感しました。
問題点を徐々に改善しながら、引き続き諦めず、いつかアマモが定着するように頑張っていきます。
皆さんと一緒に海を綺麗にして、水中に森をつくり、最高の江の島の海にしていければと思うので、ご協力の程よろしくお願いします!

このプロジェクトについての詳細はこちらから。

(写真提供:NPO法人海さくら

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