【ポストコロナに向けて】沖縄県宜野湾市でプロダイバーたちによる海中清掃など「美ら海クリーン活動支援事業」が開始!
沖縄県宜野湾市が、市内のダイビング・マリンアクティビティ事業者約20社と協力し、潜水士資格を持つプロダイバーたちによる海中清掃および300株のサンゴの植え付け活動を実施する「美ら海クリーン活動支援事業」を開始した。この事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により入域観光客数が前年比マイナス94.7%(2020年5月)と激減している状況のなか、事業継続の危機に瀕している事業者への企業支援と観光V字回復に向けた準備、そして持続可能な海洋環境の形成に向けた取り組みとして、7月17日(⾦)までの平日に宜野湾市沿岸海域で行われる。
3日で約100キロのゴミを引き揚げ
宜野湾退避港入口周辺で実施された初日、7月6日(月)の活動には14名の有志ダイバーが参加。8日までの3日間で推定50〜100kgのゴミが引き揚げられた。
宜野湾沖のサンゴ植え付けは、沖電開発株式会社の水産養殖研究センターで育てられたコユビミドリイシの苗が植え付けられた。
持続可能な海洋環境を目指し、継続・発展する取り組みへ
自身もダイビングをするという宜野湾市の和田敬悟副市長は、市として初の取り組みとなるこの事業に関して、海に携わる事業者の経営の一助になればということだけでなく、本土からの観光客に対し沖縄の綺麗な海を楽しんで欲しいとの想いで、この活動が沖縄全島に広がることを期待しているという。
そのため参加事業者には、今後も継続して取り組む意識を持ってもらうために、事前説明会にてダイビングなどマリンアクティビティ事業者は沖縄県の観光を支える柱であることや、持続可能な海洋環境を作っていくことの重要性、取り組み事例などを伝えている。
新型コロナウイルス感染症の影響で観光客が激減しているなか、ダイビング事業者たちはお客様を迎え入れる準備として、この活動の様子を「#美ら海クリーン活動」とタグをつけInstagramで発信するなど、前向きに取り組んでいる。新型コロナ収束後には、より美しくなった宜野湾の海へ、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。