パラサイト・ラヴァーズ連載エッセイ～寄生虫を追い求めるマニアック道～

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柏島より、西村直樹がお届けいたします。

近年の柏島での魚たちのおしゃれ事情について

近年、人間界でもまつ毛のエクステやさまざまなおしゃれアイテムを駆使して少しでも自分を綺麗に見せようとする動きが見られますが、魚類界でも同じ動きが始まっております。

人間界のおしゃれアイテムもまつ毛を接着したりと、いろいろな技、アーティスト達の技を駆使して美への追及を行っているのですが、魚類界はちょっと違うんです。

まずは、人間界ではそのサービスに対して対価を支払うことになるのですが、魚類界ではその対価として自分の体液を支払います。

その支払い分に応じて、アーティストたちを雇える数も違ってくるんです。

そのアーティストたちはお客様のご希望に沿えるよう、日々対価に見合う分自らの体を大きく成長させていくんです。

出来上がりはご覧のように

対価をたくさん支払えばこんなにもゴージャスな出来栄えになります。

こんな妄想しながら観察するのも楽しいのではないでしょうか？

きっと、寄生されている側にしてみれば、たまったもんじゃないのでしょうけれど、、、、、、
僕には、なんだかおしゃれを楽しんでいるように見えてくるんです。

投稿者プロフィール

西村直樹
水中ではじっくり生態観察、じっくり被写体と向き合っていただき、夕方からはのんびりビールを楽しんでいただくダイビングショップ、ポレポレダイブのガイド。
年齢は40歳になったが、気持ちは永遠の30歳！