パラサイト・ラヴァーズ連載エッセイ~寄生虫を追い求めるマニアック道~
幼魚とパラサイトの関係
みなさん、こんにちは。パラサイト・ラヴァーズ会員のじゃきおと申します(本名はFacebookで確認してください)。
今回寄生虫の連載があるとのご縁で、私も記事を書かせていただくことになりました。
よろしくお願いします。
それにしても、Facebookって便利ですね。
各地の海の様子や、みなさんの素敵な写真を家にいながら、移動しながら、仕事しながら(!?)見ることができるんですもの。
そして最近では、各自興味のあるテーマでコミュニティをたちあげ、テーマに沿った写真をみんなで投稿しあう「グループ」が流行っています。
僕も「水中メルヘン写真普及協会」というグループを立ち上げさせてもらっています。
それ以外にも、浮遊系生物をテーマにしたものや、水中で顔に見えるものを発見して報告しあうグループもあります。
その中の1つである、寄生虫をテーマにしたこの「パラサイト・ラヴァーズ」は、水中写真のグループの中でも最強のマニアック度合いではないでしょうか。
この連載シリーズを読んで興味をお持ちになった方はぜひ参加して盛り上げてください。
さて、今回の僕のテーマは「幼魚とパラサイトの関係」です。
幼魚の写真を撮っていると、成魚に比べて比較的高い確率で虫付きに出会います。
なんでこんなに幼い時から虫がついてしまったんだろうな、とも思いますが、寄生虫からして見ると、幼魚は、水中社会に出て間もないために動きにスキがあるんでしょうか。
それでは、そんなかわいい幼魚たちを見事ゲット(?)したパラサイト達をご紹介します。
ちなみに、専門家ではないのでパラサイト達の名前はよくわかっておりません。
ご存知の方はパラサイト・ラヴァーズグループでコメントしてください。
ミナミハコフグの幼魚が2匹でラッキー、とウハウハしながら撮ってたら、なんと2匹とも虫付きでした。
写真のクオリティはさておき、ガンメル(ガンガゼメルヘン)にもなっており、メルヘンとパラサイトの融合です。
僕の中では「タヌキのしっぽ」と呼んでいます。ヒレに寄生するタイプのようで、尾ビレのほかに胸ビレなどに付くのを見かけます。
これは何でしょうか。
胸ビレの根本に食いついていました。
クラゲと一緒に流れてきたイボダイ幼魚です。
よく見ると、、、いわゆるウオノエがついています。実は反対側にも2匹ついています。
幼魚好きとしては複雑な心境ですが、生態シーンという観点では面白いテーマなので、これからも見つけては撮っていきたいと思います。
じゃきお紹介
1970年生まれ。サーフィンで有名な千葉の外房生まれながら、ダイビングで千葉に潜ったことは一度もない。
ホームグランドは伊豆の大瀬崎。
日中はメルヘン、夜は浮遊系を求めて水中をさまよっている。
Facebookを始めてから、いろいろな人の写真を見て刺激を受け、そのおかげで、大瀬崎カレンダーフォトコンテスト2年連続(2012,2013)グランプリ、第4回大月町フォトコンテスト準グランプリ(2013)を受賞。