越智カメラマンが惚れた美しいオジサン

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現地からコラム@パラオ

美しいビーチを撮影したいけど、「ロングビーチ」など有名どころは観光地化し、台湾の方たちも元気いっぱいで(笑)、なかなか騒がしい。

それにしても、台湾のカップルはなぜあんなに彼女のことを彼氏が撮影するのだろう。
しかも、彼女は恥ずかしげもなくポージングを決める。
文化の違いを感じざるを得ない光景だが、ちょっとやりたい……。

話を戻してビーチの話。
さて、どこで撮影しようかと思案していると、アクアマジックでお世話になっているガイドのジンさんこと、佐藤仁さんがポツリ。

「オジサンがいいかも……」

最初、親戚にビーチに詳しいオジサンでもいるのかと思ったが、聞けば、オジサン・アイランドという無人島があり、ビーチもきれいだという。

正直、そのネーミングの印象から「オジサンねぇ……」と乗り気になれず、島名の由来が「腹の出たオジサンが横たわって見えるから」と聞いてさらに、「腹の出たオジサンねぇ……」。

とりあえず行ってみると、本当に腹の出たオジサンが仰向けに横たわっている(笑)。

palau_1

しかし、船が近づくにつれてオジサンの姿は一変。

純白の砂地に紺碧が溶けて、エメラルドグリーンの浅瀬が広がっている。

palau_2

「マリンダイビング風に撮ってください」と言って撮ってもらった写真。 「くそ、負けた気分」と越智カメラマン(笑)

人もほとんど訪れないので、無人島らしい無人島の雰囲気を楽しめる。

腹の出たオジサンは、実は誰よりも美しく、26年前にパラオを訪れて以来、20回以上は撮影にやってきている越智カメラマンも、「これまで撮影した中で一番きれいかも」と惚れこむ美貌の持ち主。

何度訪れてもいつも新しい魅力が見つかるパラオ。
まだまだ知らないパラオがいっぱいあるんだろうなぁと思わせる、腹の出た美しいオジサンとの出会いだった。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
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〇NPOプロジェクトセーフダイブ
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〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
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