サンゴ海の人気者たち~パプアニューギニア・タワリ~
ボートでおよそ1時間。
外海と言われるサンゴ海は、隠れ根を潜るスタイル。
パプアを代表するようなアイドルに会えるのがこの海だ。
パプアの元祖アイドル、ピグミーシーホース。
その他、固有種のミルンベイピグミーシーホースなど、いろんな種類がいる。
よく見かけるスリバチカイメンを探すとピンクスクワッドロブスターを発見。
砂だまりにツノザヤウミウシ。ウミウシの種類も豊富。
もちろん、外海と言うだけあって、潮がかかるとマスクが飛ばされるほどで、潮が当たるナンヨウキサンゴ周辺では、キンギョハナダイとパープルビューティーが爆発し、ユメウメイロが湧き上がる群れ群れ狂想曲。
運が良ければナポレオンの群れも見られるという。
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そして、参加者の半分以上が「ここが一番おもしろいかも!」とやられてしまったのがハウスリーフのビーチダイビング。
砂地とガレ場の桟橋付近からエントリーし、西へ向かえば砂地から急激なドロップオフ。
北を目指すとやがて巨大根がボコボコと立ち上がり、根と根の間には砂泥やたくさんのサンゴが点在している。
サンゴの種類によっていろいろな魚が見られるが、ユビエダハマサンゴのマンジュウイシモチが人気者。
砂泥域ではカニハゼ、ガレ場ではニシキテグリと、コンパクトな範囲にあらゆる生息環境が整い、フィッシュウオッチング好きやカメラを持っているダイバーなら、何時間潜っていても飽きることはまずないだろう。
潜っている間、ずっとイルカの鳴き声が聞こえていたのも最高!
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背びれの斑紋がカニの目のように見えることからカニハゼという愛称で呼ばれている
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パプアニューギニア・タワリ。いやいやおもしろい海だった。
特にカメラを持っているダイバーには特大にオススメ。
キャパが決まっているので、水中はいつでも貸し切り状態。
人気の小物が豊富で、木漏れ日や地形、サンゴ、シーファンとカラフルな群れといった、パプア独特の美しい景観があちらこちらに。
そして、何と言ってもフォト派垂涎のハウスリーフがあって(カメラマンを潜らせるといつまでも上がってきません・笑)、早朝もナイトもついつい欲張りたくなる海。
パプアニューギニア最東端の原色美人は撮られ上手です。
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ダイビングスタッフたち。明るく人懐っこい笑顔が素敵な日本人ガイドのユカさん。リピートするファンが多いとの噂!? 生物を専攻していたユカさんの影響なのか、ローカルガイドたちの小物探しの腕は一級品
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