タイのカオラック、リゾートルポその1「ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート」

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

今回、ediveのお世話になりながら、カオラックにある4カ所のリゾートを回る予定。
日本人に人気のプーケットと違い、カオラックのリゾートはどちらかと言うと、その80%~90%が、ヨーロッパ、特にドイツ、オーストリアや北欧と呼ばれるスカンジナビア3国、ノルウェー、フィンランド、スェーデン等からの観光客。
日本の旅行会社も、取り扱っているところは少ないという。
なので、ダイバーの中には、直接ediveの方に宿泊先のリゾートの手配を頼んで来る場合もあるそうだ。

スミラン諸島やリチェリューロックへのダイビングクルーズの玄関口として、日本人ダイバーには多少馴染みのある”カオラック”というリゾート名も、ノンダイバーの間にはほとんど浸透していない。

実際には、プーケット国際空港から、南へ下って、プーケット島へ行くのと、北上してカオラックに行くのでは、交通事情を考えると、両方とも約1時間と、それほど遠い場所ではない。
繁華で人の多いプーケットを選ぶか、遊ぶ場所は少ないけど、カオラックののんびりとしたリゾートライフを楽しみたいか、その選択の違いのような気がする。

もちろん、日本人が少ないから、日本人対応のゲストリレーションが無いリゾートも多いので、やはり旅慣れた人におすすめかもしれない。

まず最初にステイしたのは、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(Mukudara Beach Villa & Spa Resort)
総面積22エーカー(89030.8413㎡)の敷地には、タイ建築を基調とした、ヴィラが建ち、明るい緑に覆われている。

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

そんなヴィラと緑に囲まれた敷地のセンターには、レセプションからも眺める事ができるメインプールがある。
プールバーもあって、大人の姿が多くて、一見、静かに遊ばなければいけないのかなと、緊張してしまうけど、水球で遊べるプールもあって、子どもたちがはしゃいでも、度が過ぎなければ大丈夫な感じ。

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

ビーチサイドにも、小さめのプールがあり、作りかけの立体パズルのうように、浅い場所やちょっと深い場所、さらに深い場所と色々と別れているので、親や大きな兄弟が一緒にいれば、小さな赤ちゃんでも水遊びが楽しめるようになっている。

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治) タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

目の前にマッサージする場所や、レストラン、バーがあるので、他の大人の目も多く、小さな子はこっちで遊ばせる方が良さそうだ。
ちなみに、マッサージは、午後6時までと終わるのが早く、この場所でしかやってくれない。リゾートにしては350バーツと安い。

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

夜、マッサージしたい人は、リゾートの正面入り口を出るとすぐのところに、1時間250バーツでタイマッサージをしてくれるところもある。
目の前には、ミニマートとか、美味しいレストランが多くあり、立地的にも悪くない。
カオラック唯一の日本食レストラン「ENZO」も徒歩圏内。

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

メインプールは、木々に覆われた敷地内の中央にあって、ジャングルに覆われた池で遊んでる印象があるのだけど、長男の海友曰く、「木に囲まれてるから虫が多い。だから、海側のプールがいい」とのこと。
虫をまったく気にしない二男、颯友は、「どっちのプールも楽しかったけど、メインプールでボールで遊べるのが良かった」とのこと。

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

レストランは海に面したTouch Beach Restaurantだけなので、「毎回海を見ながら食事ができて良かった」と息子たち。
妻の感想は、「リゾートの敷地内が落ち着いた感じで、ちょっと英語の通じないスタッフも多かったけど、皆、親切。所々にある、可愛い石像を見ながら、リゾート内を散策するのもいいかな。でも、木が多いから虫除けは必須」。

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

仕事を持ち込んでる自分としては、部屋でもフリーWi-Fiが使えることって結構ポイント。
ムクダラでは、フロントエリアでは、フリーでWi-Fi使えたけど、部屋では1日150バーツ。

部屋のカテゴリーは、6つあって、その内4つを撮影させてもらった。
今回僕らが宿泊したスタンダードルームは74部屋。
2部屋を使用して、コネクティングルームを希望していたのだけど、今回はコネクティングルームが満席だったので、ただの隣部屋だった。
できればファミリーで2部屋利用の場合はコネクティングルームをリクエストした方が良い。

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

ガーデンヴィラが51部屋、

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治) タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

ジャグジーヴィラが13部屋。この2カテゴリーはサイズや作りはほとんど一緒。

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

デラックスファミリーヴィラ2部屋。
ハネムーンプールヴィラ6部屋には、プールがあって、塀で囲まれているので、プライバシーが保たれる。

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治) タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治) タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

ちなみに、ediveの東さんがムクダラで結婚式を挙げて、泊まったのが、このハネムーンプールヴィラ。
ここで結婚式を挙げたカップルは、リゾート内に植樹ができて、記念のプレートの書かれた柵で守られている。
もちろん、東さんと奥さんのアキコさんの植樹も、ご覧の通り。

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

そしてプレジデンシャルスィート2部屋の総部屋数計148部屋。
ディナーのときに、ダンスなどのイベントのある日もあって、1日レストランでの食事を予約したのだけど、始まる前に子どもたちが眠くなって、見れずに部屋に引き上げた。

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

ファミリー的には、もう少し早い時間にスタートしてもらえるといいのかなと思ったけど、チェックを済ませて、帰るときに、ランタンを飛ばさせてくれるサービスは、子どもたちも気に入ったようだ。

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

ediveの東さん、恭ちゃんの子どもたちが、お母さんたちと一緒に遊びに来たときには、海側のプールで遊んでいた。
段差があって浅い場所も多いので、小さい子でも安心。

感心したのは、海友がずっとそんな小さな子どもたちを浮き輪に乗せて、遊ばせてあげていたことだ。
東さんのところの雄太君は、それまで水を怖がっていたのに、海友がこうして遊ばせてあげたからか、まったく泣きもしないで、「あっち行って、今度はあっちいって」と海友にリクエストしていた。
その様子を見て、パパ、ママも感心していた。
少し大きな子が何かしてあげると、小さな子って案外今まで恐くてできなかった事ができちゃったりするんですよね。
そういうの見てると、やっぱり年齢の違う子どもたちで、色々遊ぶのはとても必要な事のように思えます。

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

最初は感心の無かったように見えた颯友も、いつの間にか、兄に習って、小さい子どもたちの浮き輪を引っぱってあげていたし。
親や大人はそんな様子を側で見守ってればいい。
何かトラブルが発生したときだけ、助け舟を出せばいい。
そんな環境が沢山あるといいなと思います。

タイのカオラック、ムクダラ・ビーチ・ヴィラ&スパ・リゾート(撮影:越智隆治)

カオラックのハイシーズン(11月末頃から4月末ころまで)には高い宿泊料金。
雨期となるローシーズンには半額になるそうだ。
でも、雨期だからと敬遠しがちだけど、「意外と7月から8月は、雨も少なくて、料金も安いからおすすめ」とのこと。この時期に休みが取れる、通の日本人ゲストも宿泊にやってくることもあるとか。
ということで、慣れないリゾート情報を書いてみました。

次に宿泊したのは、ウォータースライダーのある、シービューリゾート。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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