ラジャアンパットの海はワイド撮影が楽しいポイントが豊富!

ラジャアンパットの半水面(撮影:越智隆治)

ediveが企画したラジャアンパットクルーズに乗船して、撮影を行なった感想をもう一つ、アップします。

※前回の記事はこちら。
ラジャアンパットのクルーズでダイビング三昧の1週間 |オーシャナ

前述したのは、ピグミーシーホースの個体数の多さや種類の多さ。
今回は、ワイドの視点で見たときの、ラジャの海に関して、少しだけ触れたいと思います。

あまり前知識の無いままに訪れたけど、インドネシアの海は透明度がそんなに良い印象がなかったので、あまりワイドは期待していませんでした。
ただ、ソフトコーラルは綺麗そうだな〜くらいな。

で、実際にところ、前半に潜ったラジャアンパットの北のエリアはそんなに透明度も良くなくて、こんな海が続くのかなと思ったけど、南に移動してからの透明度は、かなり満足な感じ。

もちろん、北部も抜けるときは、綺麗に抜けるそうです。

北はマンタ狙いのポイントが多く、ハードコーラルやマングローブダイブなど、ワイドのバリエーションも豊富。

ラジャアンパットのマンタのシルエット(撮影:越智隆治) ラジャアンパットのサンゴと魚の群れ(撮影:越智隆治)

南部は、透明度、ソフトコーラルのカラフルさ、魚影の濃さが目についた印象でした。
一番撮影したかった、魚圧の濃いイエローリボンスィートリップスの群れは、チーム分けして後発のエントリーだったりしたので、すでにバラけてて、思うように撮影できなかったのは残念だったけど。

個人的に一番気に入ったのは、南のYiliet Kecilというポイント。

石灰石の岩場に開いたいくつもの小さな穴から差し込む光が、ステージ上のスポットライトのように海中に降り注ぐシーンは幻想的。
朝、雨が降っていたのに、ダイビングと同時に太陽が差し込み、最高のシーンを演出してくれました。

ラジャアンパットの石灰岩から差し込む光(撮影:越智隆治)

ということで、サンゴ、ソフトコーラル、マングローブ、地形、大物、群れなどなど、バリエーションに富んだポイントが揃うラジャアンパット。
コンディションの良い状態で、全てのポイントに潜るのは至難の技。
それだけに、何回乗船しても、飽きないと思います。

ラジャアンパットの魚の群れ(撮影:越智隆治) ラジャアンパットのソフトコーラル(撮影:越智隆治)

コンディションがいまいちで、自分もまたリベンジしたい!と思うポイントはいくつかあります。
次回行っても、同じポイントに潜れるかはわからないくらい、ポイントバリエーションも豊富なラジャの海、きっと、ワイドもマクロも堪能できると思います。

今年のediveが企画するラジャアンパットクルーズは終了したけど、また来年、1月、2月、3月と毎月1クルーズずつ企画していて、すでに予約も入ってきているとか。
しかも、2月はラジャアンパットだけでなく、アンボンというエリアも含めて、9日間のクルーズ行程で潜りまくるそうです。

2015年ラジャ・アンパット 現地クルーズ日程

  • 2015年1月18日(日)〜26日(月)
  • 2015年2月8日(日)〜18日(水)
  • 2015年3月17日(火)〜25日(水)

まだ、確定では無いけど、自分もこの2月のクルーズに乗船して取材を行なうかもしれません。

ご興味のある方は、ediveまで。
今回のクルーズでの総集編は、7月頃にウエブマガジンにて、公開予定です。お楽しみに。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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