小田原・石橋の海でダイビング中に発見された謎の白骨。その正体は……
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2015年10月14日(水)、小田原のダイビングエリア「石橋」で、白骨化した謎の生物が見つかり話題になりました。
ダイビングショップがダイビング中、水深12m前後のゴロタ周辺で発見した、この謎の白骨は、サメ? エイ? はたまた、ドラゴン? 地球外生命体? といろいろな見解が出たようですが、ことの真相は「石橋ダイビングセンター」の滝田叔歳さんが突き止めたようです。
「2m弱の大きさで、何の生物の骨だろう? と思い、江の島水族館に問い合わせみたところ、『おそらくサメだと思われるが、骨の状態だと専門外なので博物館に問い合わせた方が良いと』と、今度は、生命の星・地球博物館の瀬能宏先生にお聞きすると『種類までは確定できませんが、間違いなくサメの仲間です』との回答をいただきました」
サメの骨であることは間違いないようです。
ダイバーたちの間ではネコザメ説が有力のようですが、ネコザメにしては2m弱はかなりの大きさで、ここまできれいな状態で骨が見つかることも珍しいこと。
こんな不思議な出会いもあるからダイビングはおもしろいですね。
ちなみに、骨のその後は……。
滝田さんが、「なにか研究のお役に立てるのであればお持ちしますが……」と申し出たところ、「大丈夫です」と丁寧に断られたので、石橋の海に返しましたとさ(笑)。
■情報・写真提供/石橋ダイビングセンター