面白かったブースのベスト3は? ~マリンダイビングフェア2016体験レポート~

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2016年4月1日~3日の3日間で開催された、年に一度ダイビングの祭典「マリンダイビングフェア」に参加してきました。

今回は、主催であるマリンダイビング編集スタッフに、「効率の良いマリンダイビングフェアの回り方」をあらかじめ聞いてあります。

■マリンダイビングのスタッフに聞く!「マリンダイビングフェア2016」を楽しむ方法
https://oceana.ne.jp/infomation/60370

言われたとおり、金曜の午前中からスタンバイ。
10時オープンでしたが、池袋に到着したのは、9:20。

早すぎ……ていませんでした。
全然、早すぎていませんでした!(笑)

会場に着くと、そこはすでに300人くらいの長打の列!

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今年一番に並んだ方にお話しを聞いてみると、一番の方はなんと6:40に到着されたとのこと!
(そんなばなな笑)

ちなみに2番目と3番目の方までがお友達のようで、2・3番目にいらした方は7:30に到着。
しかも3番目を勝ち取った方は「名古屋からなので、昨晩の23:00発の夜行バスで今朝着きました」と、きっと寝不足だろうに爽やかな笑顔。

「ここ5年、いやもっとかな、10年くらいは1番に並んでいます」と先頭の男性(左)

「ここ5年、いやもっとかな、10年くらいは1番に並んでいます」と先頭の男性(左)

素朴な疑問で「なんでそんなに早く並びたいんですか?」とお三方にたずねてみると・・・「ただの、趣味です」と。
恐れ入りました(笑)。

金曜の午前中に行くメリットは?

金曜の午前中に行ってみて、メリットを感じたのは、やはり買い物でしょうか(笑)

順路で行くと一番最後の方にはなりますが、会場内には器材メーカーなどの物販コーナーがあります。
私は毎年ここでラッシュガードやダイビング器材などを購入するのですが、今回はあまりにも空いていたので、思わずウエットスーツまで購入してしまいました。

知り合いのガイドさんが、私が真剣にウエットスーツを吟味している時に通りかかったのは恥ずかしかったですが……。
今回は、5mmのフルスーツ1着とラッシュガード3着を購入。
今となってはもう少し購入してもよかったかな。

私にとっては一年に一度の衣装変えです

私にとっては一年に一度の衣装変えです

水着もあるといいなあ、というのが個人的な希望ですが、ダイビングコンピューターやカメラ、フィンにブーツにグローブにと、ダイバーの必需品である器材などが、信じられないくらいの破格で提供されています。
それと、空いている中で購入できるといいうのは、金曜の午前中に着てよかったなと思う瞬間でした。

マリンダイビングフェア2016で見つけた、面白いものベスト3

今回まわってみて面白いなと思ったブースを3つに絞ってご紹介します!

【第一位】
中性浮力はオートマチックに!?
BCDmaster
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2016年3月28日にフランスのニースにあるテクノロジー会社VisitSeabedによって発表されたばかりのBCDmaster。
プロ・アマチュア双方のダイバー向けの画期的なデバイスで、速度・上昇時の減速・ホバリングを自動コントロールします。

手に持っている部分がBCDmaster。どんなBCDにも装着可能

手に持っている部分がBCDmaster。どんなBCDにも装着可能

上下ボタンは毎分18mの安定した速さで上昇潜降し、安全停止も自動的に5mでホバリングしてくれるという優れもの。
実際に使用したことがないので、使用感などはわかりかねますが、使用した際にはレポートしたいと思います。
画期的な製品として今後活躍するかもしれませんね。
ただ、自分で浮力の調整ができなくなるビギナーダイバーが増えてしまうと安全に対する懸念が……。

ですが、とにかく面白い製品第一位に認定です!

【第二位】
バブは卒業!これでウエット内のぽかぽかをキープ!
まじホ
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ウエットスーツで潜りたい→寒い→ガイドになぜかバブを渡される→なにこれふざけてるの?→騙されたと思ってウエットスーツの中に入れてみる→なにこれまじ温かいナンデ、という経験をしたことのあるダイバーは多いはず。

バブが水に溶ける時に発する泡によって一時的に暖かくなる現象ですが、まじホを考案した方も同じ経験をお持ち。
ただ、エキジット後にダイバーが浴びているシャワーの色がバブ色(緑とか)になっているのが海にそのまま流れてしまっているのを見て、どうにか同じ用途のものが作れないかと試行錯誤を重ねて出来たのが、まじホ。

バブと同じようにウエットスーツに入れて水に触れるだけであたたかくなるのだそう。
ぜひ一度、お試しあれ!

まじホを入れるウエットまで作成したらしい

まじホを入れるウエットまで作成したらしい

【第三位】
ダイビングの目的は「藻」、一面緑の世界が見立つ
能登の海

今回は能登島ダイビングリゾートのブースを取材

今回は能登島ダイビングリゾートのブースを取材

青い空や青い海の写真の展示が多い中、一際緑に輝いていた能登島ダイビングリゾートのブース。
能登は行ったことがないのでどんな海なのですか、と訊ねると、緑がウリの海ですとのこと。

「アマモって花が咲くの知ってました?」と言われ唖然。
「アミメハギもここだと緑になるんです」と言われまた唖然。

ダイビングのメインは海藻を見に行く海のようですが、個人的には興味津々。
ここの海だからこそその中に住み、ここの海だからころ見られる生物もいるとのことで、一度行ってみたいと思っています。
周りが青の世界の中、緑を貫いている能登を三位にランクインさせてみました!

小腹が空いたらサーターアンダギー!
特産品の物販ブースも充実

今回初の試みとなった特産品の販売エリア。
小腹が空いたときに嬉しい、サーターアンダギーや海ぶどうなどが売られ、またお土産も充実し、ちょっとしたアンテナショップに来たみたい。

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来年はエリアが変わるかもしれませんが、こういうコーナーは女性心がくすぐられます。

また、ずっと気になっていた、クラゲに刺されない日焼け止めオイルは、イソギンチャクなどが持つ成分が入っているので、クラゲは仲間だと思って刺さないのだということが判明。

さらに、実際にモルディブや石垣への航空券が当たっているラッキー者に出会って話を聞いたり、地球の海フォトコンテストの写真を見るなど、思いっきり一日を楽しみました。

写真展「青い地球のカシュ×夢色の海」を開催した鍵井靖章カメラマン(中央)

写真展「青い地球のカシュ×夢色の海」を開催した鍵井靖章カメラマン(中央)

駆け足でお伝えしましたマリンダイビングフェア2016、ちょっとは様子が伝わったでしょうか?
今回来られなかったという方は、ぜひ来年、足を運んでみてください。

日本国内だけでなく、世界中からガイドの方や政府観光局の方などが着ていますので、次はここに行きたい! と夢が膨らみますよ。

会場でお会いしました方、ありがとうございました!

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PROFILE
成蹊大学文学部国際文化学科卒業。
ナレーター、司会、ダイビング・モデルとして、TV、雑誌、モーターショー、トークショーなどで活躍。宝くじのキャンペーンガール「幸運の女神」では、46都道府県を旅する。

2013年からは、大物運・海況運をつかさどる「海の女神」へと転身し、舞台を海に変えてオーシャナの突撃体験レポートを担当。
潜水士資格も取得し、2014年は伊豆大島復興観光大使「ミス椿の女王」として、伊豆大島をはじめとした被災地復興支援活動にも尽力する。

「ダイビングがきっかけで、物の見方も感じ方も生き方も180度変わり、自分の周りまでもキラキラ輝き出したことを実感。 
いろんなことを体験しながら、たくさんの“きっかけ”を届けていきたいです」

【経歴】
・第25期 日本テレビイベントコンパニオン
・第11~12期 スバルスターズ
・第33期 宝くじ「幸運の女神」
・第23代 ミス椿の女王(2014.2~)
・第29代「ミス熱海・桜娘」(2016.1~)
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