日本人選手快進撃!「フリーダイビング・プール種目世界選手権」フィンランドでいよいよ決勝戦開始

北欧フィンランドのトゥルクにて、フリーダイビング世界選手権 (プール種目、個人戦) AIDA Pool World Championships 2016 Finlandが開催されています。

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■オープニングムービー

前半戦の予選が終了し、7月1日から後半戦、決勝に入ります。
日本人選手達の快進撃はこのプール種目でも続いており、数多くの選手が決勝に進出しています!

森と緑の国フィンランドらしく、清々しく気持ち良さそうなプールで開催

森と緑の国フィンランドらしく、清々しく気持ち良さそうなプールで開催

フリーダイビング
プール種目とは?

そもそもフリーダイビングのプール競技をご存じない方のために。

フリーダイビングというと、深海に潜るイメージを持つ方が多いと思いますが、プールで行われる種目も盛んです。
プールではもちろん、垂直に潜るわけではなく、「水平に泳ぐ距離」と「息を止める時間」を競います。

競技環境が手軽であるため、実は海洋競技よりもずっと競技人口が多いのではと思われます。

プールの世界大会で競われる種目は、以下3種目。

1.ダイナミックアプネア・ウィズフィン Dynamic Apnea With fins (DYN)

フィンをつけて水平に泳ぐ距離を競う種目。

★世界記録は285m

photo by Daan Verhoeven  Miyako Ishida DYN 182m

photo by Daan Verhoeven Miyako Ishida DYN 182m

2.ダイナミックアプネア・ウィズアウトフィン Dynamic Apnea Without fins (DNF)

フィンを着けず平泳ぎで水平に泳ぐ距離を競う種目。

★世界記録は232m(今大会でポーランド人選手が樹立!)

photo by Trtsu ohgushi  Asumi Kessoku Dnf 142m

photo by Trtsu ohgushi Asumi Kessoku Dnf 142m

3.スタティックアプネア Static Apnea(STA)

水に浮かんで息を止めている時間を競う種目。
究極の「アプネア(無呼吸)」といえます。

★世界記録は11分35秒

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各種目とも、ちょっと普通の常識では考えられないほどのレベルに達していますよね。

また、フリーダイビングの海洋種目とプール種目では、どちらかというと「スポーツ的」な要素が強いのはこのプール競技だといえるでしょう。

何といっても、その様子をすべて観戦することができます。
あらかじめ決めた申告深度に挑戦する海洋種目と異なり、プールの場合は最後の最後まで結果が分かりません。
思わぬ大記録が出る場面を目の当たりにすることもあるのです!

今回の大会では、ネットで実況生中継を見ることができます。

英語ではありますが、解説もあり、競技を知らない人にとっても見所がわかるの工夫がこらしてあります。

■ライブ中継
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http://www.aapiskukko.com/#!aida2016/wwpvf

大会中のヒトコマ

大きく息を吸い込み、スタートする直前。選手同士がサポート仕合います。チームワークがとても重要。

大きく息を吸い込み、スタートする直前。選手同士がサポート仕合います。チームワークがとても重要。

競技前の選手。不思議な光景ですよね。洗面器に顔をつけてウォーミングアップをしているのです。

競技前の選手。不思議な光景ですよね。洗面器に顔をつけてウォーミングアップをしているのです。

炸裂する大和撫子パワー!
全種目で世界のトップ16入り、決勝進出。

さて、今回の大会、予選を終えて、いよいよ決勝入りです。
日本女子強し!!先日のバハマ大会でも圧倒的な強さを見せましたが、ここでも大和撫子パワーが炸裂しています。

<予選結果と決勝進出>

【スタティックアプネア Static Apnea(STA)】

市原由利子選手 6分22秒  A決勝進出!
結束あすみ選手6分21秒  A決勝進出!
磯貝(草地)ゆき選手 6分6秒  A決勝進出!
濱崎友美選手 5分33秒 B決勝進出!

【ダイナミックアプネア・ウィズアウトフィン Dynamic Apnea Without fins (DNF)】

結束あすみ 選手 142m A決勝進出!
濱崎友美選手 132m B決勝進出!

【ダイナミックアプネア・ウィズフィン Dynamic Apnea With fins (DYN)】

石田美弥子選手 182m  A決勝進出!
市原由利子選手 180m  A決勝進出!

決勝には上位16名が残れます。
そのうちA決勝は世界のトップ8名です。

並みいる欧米の強豪選手の中に日本人選手がこれだけズラリそろっているとは本当に素晴らしい。
さらに選手達が世界の檜舞台でPB(自己ベスト)を出しての決勝進出であること。

本番に強い彼女達、決勝で実力を出し切れば、すべての競技で日本記録が更新される可能性も秘めています。

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予選を終え、喜びを分かち合う選手たち。良い笑顔です!

予選を終え、喜びを分かち合う選手たち。良い笑顔です!

■決勝進出と今後の競技スケジュールは以下です。

7月1日(金)1030 – 1300 (日本時間 16:30-19:00)
スタティック(STA)決勝

7月2日(土)1030 – 1300 (日本時間 16:30-19:00)
ダイナミックアプネア・ウィズアウトフィン(DNF)決勝

7月3日(日)1030 – 1300 (日本時間 16:30-19:00)
ダイナミックアプネア・ウィズアウトフィン(DYN)決勝

フィンランドと日本との時差は-6時間。世界で闘う強く美しき大和撫子たちを、ぜひ応援しましょう!

■日本チーム公式FB
https://www.facebook.com/2016finland/?fref=ts

■大会公式webサイト
https://aidafinland.org

予選各種目のダイジェストムービーは、ドローンなども登場してカッコ良い!大会の雰囲気を感じられます。

Static

DNF

DYN

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PROFILE
Apnea AcademyAsiaフリーダイビングインストラクター。 2015年フリーダイビング日本代表選手。CWT(フィンをつけて潜る競技)では水深-60mの公式記録を有する。オーシャナ主催のスキンダイビング講習会ではメイン・インストラクターをつとめる。また、自ら主催するフリーダイビング&スキンダイビングサークル「リトル・ブルー」や地元葉山での素潜りを通じ、素潜りや水の世界の素晴らしさを伝える活動をしている。