宮城県石巻市リポート その3 

震災から、二ヶ月が経とうとしていますが、今月3回目となる宮城県石巻市(4/28〜5/1)に行ってきました。前回の事を書いていなかったので、まず前回(4/22〜24)の石巻のことを書きますね。
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最初に石巻市入ったときに、炊き出しのお手伝いに行った秋山さんのお宅に行った時に感じた事は、水が不足している。炊き出しするには、ミネラルウォーターではなくても水道の水をタンクに入れて持っていけば、いいんだなと思い今回持って行こうと前日現地でボランティアを続けているケロちゃんに連絡すると、秋山さんの家がある石巻市伊原津地区に、今週から水道が出るようになったということで、タンクは最小限にしました。
秋山さんの家を訪れると、前回家の前にあった津波で流されてきた車と瓦礫の山も、自衛隊の重機で取り除かれていて、道が見えていた事に、感動しました。
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4/25から、スーパーも再開し、車が流されてしまった人の為に、無料の送迎バスが出る事になっていました。
なので、この地域で三週間続いた炊き出しも、4/23で終了。最後の炊き出しをお手伝いすることにしました。
最後は、ちょっと豪華に、炊き込みご飯、小松菜のおひたし、切干大根の煮付けです。
炊き出しは、地元のお母さん達と、食材を届けるボランティアと共同で行われているのですが、手際よく進んでいきました。
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11時半過ぎには完成。。。気の早いご近所さんは、12時を待たずに取りに来ます。
人数分を申告し、家族の分を持っていくお母さんやお子さん。。。
そして、100食近くが配られ、みなさんが取り終えたころ、炊き出しを作ったお母さん方とボランティアで、残った炊き出しを食べました。
「作ってくれたお母さん達に。。。食事が出来ることに感謝し」みんなで笑顔でいただきました。食事の時間は、震災があったことを忘れてしまうほど楽しい時間でした。
そんな中で、みんなが少しずつ生活を取り戻しつつ、家族での生活に戻っていました。
もちろん、前のようにはまだまだ行きませんが、市内での復興は急速に進んでいるように思いました。
楽しい食事を終えた後、炊き出しの場所を貸してくれた秋山家に感謝の気持ちとお礼を込めて、床下の泥出しをしました。
お父さんが、床を剥がして、下に溜まったヘドロを袋に積めていきます。
泥出しは、濡れてるとかなり重くなるので、水分が無くなるのを待って行います。
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ゴム手袋をして、手づかみで袋に積めていますが、中腰の姿勢での作業はかなりきついですね。女の子は、窓の枠に水をかけて泥を洗い流します。食器も綺麗に洗います。
倒壊した家を捨てる方以外の家は、多くのボランティアの方々の手によって、家の持ち主と泥出し作業が日々続いていきます。
このゴールデンウィークで、13万人のボランティアが石巻に入ったので、ほぼ泥出し作業は終わることでしょう。
ボランティア活動も、最初は支援物資。。。そして、マンパワー。。。と変化をしつつ、次の段階に推移していることを感じました。
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4/30で、解散となる避難所もかなり増えてきますが、避難所を出た方の中で、高齢者や財産をすべて失ってしまった方のフォローなどは、これからの課題になっています。家がなく、仮設住宅にも入れない方の避難所生活は、まだまだ続きます。そして、避難所での配給は、今なお、おにぎりとパンのみです。
そのあたりは、今後のレポートで書かせていただきます。
今回、石巻市でも、もっとも被災のひどかった、牡鹿半島の女川町、鮎川町も見に行って来ました。ここは、まるで戦争があったかのように、何も無くなっていました。。。

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