2011年トンガホエールスイムweek2 day3&4(day8&9) 泳げない日とペア

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ホエールスイム8日目、この日も2人乗りのフルークで海に出る。しかし、風は昨日よりも強く吹き、当然波も高かった。捜索エリアは限られ、ほとんどのボートが同じ場所を行ったり来たりしていた。
他のボートの無線でも、まともにクジラには遭遇していなかった。
結局この日はほとんどのボートが捜索を早めに切り上げて、帰路に着いた。僕らも、後半波がおさまり、クジラが戻ってくる事を期待して、この日は早めに帰路に着いた。
翌9日目、僕はノンジャパニーズグループのプロティウスに乗船した。昨年も参加してくれていたゲストが4人、新しいゲストが2人。すでに3年連続で来てくれている人もいたので、その点では気が楽ではあったのだけど、今週はプロティウスの方が、あまり良いクジラに会えていなかった。
海は、昨日より多少は落ち着いているものの、やはり波は高かった。
何とか止まっているクジラを見せてあげたいと思ったけど、最初にチャネル南側で見つけたペアはまったく止まらない。何度か入水してチラ見した程度だった。
その後シングルがブリーチングしているのに接近するが、荒れた海域だったので、追跡はあきらめて、フンガ島の外洋へ移動する。そこでペアを発見。下で留まっているようだったので、何度かチェックしてみるが深く潜ってしまっているようで、見つからない。16分周期で浮上してくるので、何とか浅いエリアに移動すれば、下に留まっているのが確認できると思って何度か追跡していて、やっと浅い場所で留まったので、上から見れる深度で4人は見ることができた。浮上もゆっくりだったので皆それなりに撮影もできたようだった。
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それでも、やっぱり厳しい。もう2人にも、見せてあげたいと思ったけど、後はまた深いエリアに移動してしまい,探すことは困難だった。そのまま荒れたエリアに移動して行くので、追跡を諦めて、ノースベイへ移動。シングルを1頭発見するも、潜ったまま浮上して来ず、時間になったので、帰路に着いた。
今週は風が強くて、本当に厳しい。。。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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