日本最後の秘境・鵜来島なう
9日(土)にJCUE主催で開催される、
「林先生と潜るin鵜来島(うぐるじま)」のスタッフとして、
大阪から夜行バスでおよそ9時間、高知県の宿毛へ。
車で来た東京からのスタッフはおよそ12時間。
■場所は→こちら
『マリンダイビング』編集部時代、西日本担当だったこともあり、思い出深い海。
「今まで潜った海でどこが良かったですか?」とよく聞かれるが、
「国内なら、沖の島・うぐる島の海」とずっと答えてきた。
その理由は、関東ダイバーにとっては料金的にもアクセス的にも、
海外に行ってしまった方がお手軽なこともあり、手つかず感、秘境感がまずたまらない。
そして、潜ってみれば、黒潮直撃の海は、日本と思えないほどの透明度で、
熱帯性の生物や回遊魚がバンバン。マクロも大物もおもしろく、
当時、取材ですさまじい数のイサキに囲まれた衝撃は今でも脳裏に焼き付いている。
ということで、早速、明日の下見ダイビング。
あいにくの雨&強風で海は時化。
吐きそうなほど大荒れの中を船に揺られること40分、鵜来島に到着。
島影の「裏の口」というスポットにアンカリングしてエントリーすると、透明度もイマイチ。
ガイドの平川さんいわく「今シーズンで一番の悪コンディション」とのこと。
しかし、伊豆の春濁りのような海であっても、やはり、そこは黒潮の海。衝撃の連続。
いきなりイサキの大群の歓迎。
おお! とテンション上がってグルグル中層を見回していると、
ガイドの早川さんが手招きするので寄ってみると、ピグミーシーホース。
さらに、皆が集まっているところへ行ってみると、
な、なんと、アカグツ!!!!!!!
いかにも深場からやって来ましたという外見で、
見れば見れば変なヤツ。初めての出会いに感動し、しばしニラメッコ。
あんぐりしているように見えるのは口ではない
その後も、アオウミガメ、フリソデエビなどなど、ダイバーの人気者がズラリ。
今季一番悪くてこの海。改めて、この海域の底力を体感したのでした。
明日は、いよいよイベント本番。晴れますように。