碧の洞窟&ダンゴさん @田後

東京から10時間。前日は宿でまったりし、鳥取県・田後(たじり)の海へ!!


「ブルーライン田後」前にて。奥様、その顔……
 

いよいよ海へ! 快晴なり。

岩美郡岩美町という地名の通り、「日本の渚百景」に選ばれる海岸線が美しい。
港からおよそ7〜8分、ズガンと目の前にそびえる菜種島にエントリー。

海の中はがっつり春濁り……。水温14度、透明度は5mもない。
だって海だもの。こんな日もある。


記念写真と撮るもほとんど心霊写真(笑)

さて、一番の目的であるダンゴウオを探さねば……と思うやいなや、
エントリー直後に山崎殿がすぐに発見!


天使の輪が残る赤ちゃん。小指の爪の1/4ほどの大きさ

その後も続々。何だかダンゴいっぱい。
そして、エムラミノウミウシもいっぱい。

そして、岩美の真骨頂、迫力ある地形も健在。

しばらくすると、岸壁にぽっかり口を開ける魅惑のホールが。

おお!

穴の中は透明度が良く、2つの横穴から差し込む光が神秘的じゃ。
半水面で浮上することも可能。

どこかで見た光景だと思い返してみると、そうじゃ! 「青の洞窟」。
その規模や美しさはまったくひけをとっていない。

少しエメラルドグリーンが入り、さながら「碧の洞窟」。
田後を代表する名物スポットになりそうじゃ。

ダイビングの合間はとれたてのメカブにかじりつきーの。

2本目は「大坊主」という沖のスポット。
エントリーしてみると、春濁りに加えて強い流れ。
だって海だもの。こんな日もある(号泣)。

流れが速かったので、ほとんど移動せずに小物探し。

今度は、ダンゴさん赤バージョン!

やっぱりウミウシが多い。

 
ハゴロモウミウシ、ユビウミウシ

ふと目を見ると、ぬ〜んとナマコがぴんこ立ちして放精中。
何だか、ちょっと照れる。

ぬ〜ん。
 
後頭部から放精

といった具合で、海のコンディションはイマイチだったものの、
「碧の洞窟」に感動し、お目当てのダンゴさんにも会え、
ナマコもぬ〜んで、楽しいダイビングとなったのじゃ。
ま、潜ってしまえば何でも楽しい。

ダイビング後の昼食は、ゆかり殿が鳥取の名産である、
ハタハタやカレイの天日干しを炭火で焼いてくれたが、
天然の塩味と香ばしい炭とが相まって、これがまたうまいのなんの。

お腹がいっぱいになったら、スキルアップ講座。
 

そして、夜は鳥取ダイバーが集結し大盛り上がり。

さて、明日はどんな海が待っているやら。楽しみ楽しみ。うひっ。

■「ブルーライン田後」のこの日のブログ
http://3seens.com/today_tajiri.html

 

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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