全国の「主要都市(自宅)から3時間以内でアクセスできる」ダイビングエリアまとめ【2020年9月最新版】

新型コロナウイルスまん延防止のため、続く外出自粛の流れ。海ラバーにとってはつらい日々が続いているが、今後の旅行動向について旅行代理店である株式会社JTBの「新型コロナウイルス感染拡大による、暮らしや心の変化および旅行再開に向けての意識調査(2020)」によると、旅行・観光の回復は国内旅行からで、まずは身近な域内での観光などからの動きが多くなりそうとある。

そこでオーシャナは、ダイビングが大好きな人たちのために、主要都市から3時間以内でアクセスできるダイビングエリアを、各エリアで見られる生物、シーズナリティ、見どころなどが分かる推しポイントの記載つきで、独自にまとめてみた。

新型コロナ感染が収束した暁にはぜひ活用してほしい。

※主要都市について:ここでは現在の日本で広く使用されてる五大都市(札幌市、東京都区部、名古屋市、大阪市、福岡市)のことを指しています。

※主要都市から3時間以内:googleマップの最短ルート(有料区間を含む)検索結果に準ずる。

※随時情報更新

札幌市から3時間以内でアクセスできるダイビングポイント
東京都区部から3時間以内でアクセスできるダイビングポイント
名古屋市から3時間以内でアクセスできるダイビングポイント
大阪市から3時間以内でアクセスできるダイビングポイント
福岡市から3時間以内でアクセスできるダイビングポイント

札幌市から3時間以内でアクセスできるダイビングポイント

【北海道】:5箇所
石狩湾エリア
小樽

 アクセス:札樽自動車道・小樽ICから国道5号経由にて44分(38.1km)
 推しポイント:青の洞窟でのダイビングが楽しめる。

千歳エリア
支笏湖

 アクセス:道央自動車道・千歳ICから道道77号経由にて44分(44.1km)
 見られる生物:ヒメマス、チトセバイカモ
 推しポイント:7~9月はチトセバイカモ、10月上旬~11月下旬は婚姻色のヒメマスが見られる。

積丹半島エリア
積丹
 アクセス:札樽自動車道~後志自動車道から国道229号経由にて1時間54分(98.2km)
 見られる生物:ヒメイカ、スナビクニン、リュウグウハゼ、ナメダンゴ、ミズダコ、トド
 推しポイント:春は幼魚、夏は積丹ブルー、秋はサケの遡上、冬は海獣トドといった四季折々の生き物に出会える。

神恵内
 アクセス:札樽自動車道~後志自動車道から道道269号経由にて1時間57分(112km)
 見られる生物:カレイ、メバル、ヒラメ
推しポイント:バリエーション豊富な地形が広がる。水温が他の地域に比べて高く、季節来遊魚も見られる。

道央エリア
室蘭
 アクセス:道央自動車道・登別室蘭ICから国道36号線経由にて1時間48分(131km)
 見られる生物:イルカ、クジラ
 推しポイント:イルカやクジラのウォッチングスポットとして有名。運が良ければカマイルカの群れを見ることも出来る。ベストシーズンは12~2月。

東京都区部から3時間以内でアクセスできるダイビングポイント

【静岡県】20箇所
東伊豆エリア
伊豆山
 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道271号経由にて1時間41分(111km)
 見られる生物:ソフトコーラル、キンギョハナダイ、アジ、タカベ
 推しポイント:セルフダイビングポイント。ダイバーに知られてない穴場ポイントなので、生き物をじっくり観察できる。

熱海
 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道271号経由にて1時間40分(112km)
 見られる生物:キンギョハナダイ、サクラダイ、ソフトコーラル
 推しポイント:沈船、期間限定の洞窟スポット(11~3月)。

宇佐美

 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道135号経由にて2時間4分(128km)
 見られる生物:ネコザメ、ウミガメ、ウミウシ
 推しポイント:ネコザメに高確率で出会える。

伊東
 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道135号経由にて2時間9分(132km)
 見られる生物:キンギョハナダイ、ソフトコーラル
 推しポイント:セルフダイビングができる。ダイナミックな70メートルドロップオフあり。

川奈
 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道135号経由にて2時間15分(138km)
 見られる生物:ウミガメ
 推しポイント:ウミガメが住みついており、高確率で出会える。

富戸
 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道135号経由にて2時間26分(143km)
 見られる生物:イサキ、トビエイ、キンギョハナダイ、サメ
 推しポイント:セルフダイビングポイント。エキジット後は、ウェットスーツのまま入れる「温泉丸」で温まる。

伊豆海洋公園

 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道135号経由にて2時間27分(146km)
 見られる生物:サクラダイ、キンギョハナダイ
 推しポイント:セルフダイビングができる。海中ポストあり。シーズン限定で海中にクリスマスツリーが設置される。

八幡野
 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道135号経由にて2時間29分(147km)
 見られる生物:キンギョハナダイ、サメ、
 推しポイント:冬場はサメ、夏から秋にかけては季節来遊魚が見られる。

大川

 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道135号経由にて2時間42分(155km) 見られる生物:ドチザメ、テングダイ、マンボウ
 推しポイント:春はドチザメ、11~3月はマンボウに高確率で出会える。

北川
 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道135号経由にて2時間38分(154km)
 見られる生物:ソフトコーラル、キンギョハナダイ、サメ、ウミヘビ
 推しポイント:ソフトコーラルの美しさは必見。海中から温泉が湧き出しているポイントあり。

熱川
 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道135号経由にて2時間39分(156km)
 見られる生物:ソフトコーラル、トビエイ
 推しポイント:セルフダイビングができる。

菖蒲沢
 アクセス:東名高速道路~伊豆縦貫自動車道から国道414号経由にて2時間54分(190km)
 見られる生物:ダンゴウオ、スナビクニン、トビエイ、クエ
 推しポイント:セルフダイビングができる。ボートでいく沈船ポイントあり。

稲取
 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道135号経由にて2時間53分(166km)
 見られる生物:サメ、エイ、
 推しポイント:セルフダイビングができる。砂地の白色が美しい。

西伊豆エリア
獅子浜
 アクセス:東名高速道路~伊豆縦貫自動車道から国道414号経由にて1時間57分(138km)
 見られる生物:イサキ、ハナダイ
 推しポイント:セルフダイビングポイント。ディープダイブトレーニングができる環境が整っている。

平沢
 アクセス:東名高速道路・清水ICから国道1号経由にて2時間25分(181km

 見られる生物:ウミウシ、甲殻類
 推しポイント:夏には黒潮の影響で季節来遊魚が見られる。

大瀬崎
 アクセス:東名高速道路~伊豆中央道から県道17号経由にて2時間25分(164km)
 見られる生物:キンギョハナダイ、ウミウシ、マンボウ
 推しポイント:マンボウは5~6月がシーズン。

井田
 アクセス:東名高速道路~伊豆中央道から県道17号経由にて2時間37分(170km)
 見られる生物:クマドリカエルアンコウ、ウミウシ
 推しポイント:セルフダイビングができる。

土肥
 アクセス:東名高速道路~伊豆縦貫自動車道から国道136号経由にて2時間27分(177km)
 見られる生物:キンギョハナダイ、アカオビハナダイ
 推しポイント:セルフダイビングポイント。ビーチからいける沈船に様々な生き物が住みついている。日本最大級の大型プール施設あり。講習やスキルアップなどに最適。

黄金崎
 アクセス:東名高速道路~伊豆縦貫自動車道から国道136号経由にて2時間50分(191km)
 見られる生物:ネジリンボウ、ハナタツ、カエルアンコウ、マンボウ
 推しポイント:春先には運が良ければマンボウ、初夏にはトビエイの群れが見られる。

安良里

 アクセス:東名高速道路~伊豆縦貫道自動車道から国道136号経由にて2時間54分(194km)
 見られる生物:トビエイ、カエルアンコウ
 推しポイント:初夏にはトビエイの群泳が見られる。

田子

 アクセス:東名高速道路~伊豆縦貫自動車道から国道1号経由にて2時間54分(195km)
 見られる生物:キンギョハナダイ、ソフトコーラル
 推しポイント:ソフトコーラルの群生。水中花見ダイブが楽しめる。ダイビングポイントも豊富。

【千葉県】:4箇所
内房(館山エリア)
勝山

 アクセス:館山自動車道~富津館山道路から県道34号経由にて1時間19分(95.8km)
 見られる生物:ソフトコーラル、カエルアンコウ、キンギョハナダイ
 推しポイント:無人島・浮島という無人島周辺すべてがダイビングポイント。海中景観はバラエティに富んでいる。

波左間

 アクセス:館山自動車道~富津館山道路から県道257号経由にて1時間44分(116km)
 見られる生物:マンボウ、ジンベイザメ、コブダイ
 推しポイント:日本で唯一の海中神社あり。生け簀内でマンボウ、ジンベイザメとダイビングができる。

伊戸

 アクセス:館山自動車道~富津館山道路から国道127号経由にて1時間49分(122km)
 見られる生物:ドチザメ、アカエイ
 推しポイント:手を伸ばせば触れられる距離にドチザメ、アカエイの大群。

外房エリア
勝浦

 アクセス:首都圏中央連絡自動車道・市原鶴舞ICから国道297経由にて1時間42分(110km)
 見られる生物:ハナタツ、ダンゴウオ、ヒラマサ
 推しポイント:勝浦海中公園・海中展望台には多くの魚が住み着いている。黒潮だけでなく親潮も入るため、北方系の生物にも会える。

【神奈川県】:9箇所
三浦半島エリア
城ヶ島

 アクセス:横浜横須賀道路~三浦縦貫道路から県道26号経由にて1時間24分(91.3km)
 見られる生物:ウミウシ、ワラサ、アジ
 推しポイント:栄養素の高い、東京湾側にあるポイントではワンダイブでウミウシを30種類以上確認することもできる。

宮川湾

 アクセス:横浜横須賀道路~三浦縦貫道路から県道215号経由にて1時間23分(91.0km)
 見られる生物:カエルアンコウ、ハナタツ、ネンブツダイ、スズメダイ、ウミウシ
 推しポイント:東京湾、相模湾の合流地点になるため魚影が非常に濃く、マクロから回遊魚までたくさんの種類を見られる。

葉山

 アクセス:横浜横須賀道路~逗葉新道から国道134号経由にて1時間7分(75.1km)
 見られる生物:ウミウシ、季節来遊魚
 推しポイント:遠浅の海と起伏に富んだ岩礁域が特徴で、ウミウシの宝庫。秋~冬にかけては季節来遊魚の幼魚が多く見られる。

湘南エリア
江の島
 アクセス:東名高速道路~新湘南バイパスから国道1号経由にて1時間17分(81.3km)
 見られる生物:ウミウシ、ギンポ類、サメ、エイ
 推しポイント:リアス式海岸特有の複雑な地形に、さまざまな生物が住み着いている。

西湘エリア
早川
 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道271号経由にて1時間19分(92.1km)
 見られる生物:ネコザメ、ダンゴウオ、カエルアンコウ、タツノオトシゴ
 推しポイント:ネコザメの幼魚と高確率で会える。水深が浅いので、ネンブツダイの口内保育や、トビヌメリの産卵などマニアックなシーンをじっくりと粘って撮影することもできる。

石橋
 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道271号経由にて1時間18分(93.8km)
 見られる生物:スズメダイ、イシダイ、ネコザメ
 推しポイント:セルフダイビングポイント。毎日スタッフが点検を行い、珍しい生物の横に目印を置いてくれている。

根府川
 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道271号経由にて1時間39分(101km)
 見られる生物:ネンブツダイ、メジナ
 推しポイント:セルフダイビングポイント。相模湾の外洋に面しているので潮回りが良い。魚たちの群れが観察できるうえ、流れに乗ってきた生物たちにも会える。海に沈んだプラットホームが見られる。


 アクセス:東名高速道路~小田原厚木道路から国道271号経由にて1時間30分(101km)
 見られる生物:ダンゴウオ、ウミウシ
 推しポイント:セルフダイビングポイント。浅目の水深に分かりやすい地形で初心者にもおすすめ。

福浦

 アクセス:首都高湾岸線・幸浦から国道357経由にて52分(58.8km)
 見られる生物:サンゴイソギンチャク、カエルアンコウ、ハナタツ
 推しポイント:セルフダイビングポイント。天然記念物に指定されているサンゴイソギンチャクの群生地あり。

名古屋市から3時間以内でアクセスできるダイビングポイント

【福井県】:3箇所
日本海エリア
越前海岸
 アクセス:名神高速道路〜北陸自動車道から国道8号経由にて2時間24分(160km)
 見られる生物:エチゼンクラゲ、ハリセンボン、ブリ、ウミウシ、ダンゴウオ
 推しポイント:岩浜や砂利浜で構成される越前の海は、水が濁りにくく透明度が高い。日本有数の漁場でもあるため、日本海の美味しい魚たちも。
 
南越前
 アクセス:名神高速道路~北陸自動車道から国道365号経由にて1時間44分(140km)
 見られる生物:エチゼンクラゲ、エチゼンガニ、ウミウシ
 推しポイント:エチゼンガニのシーズンは11月上旬から。

音海

 アクセス:名神高速道路~舞鶴若侠自動車道から国道149号経由にて2時間28分(183km)
 見られる生物:ダンゴウオ、ウミウシ
 推しポイント:春先にはベビーダンゴが見られる。

【三重県】:3箇所
紀伊半島エリア
三木浦
 アクセス:東名阪自動車道~紀勢自動車道から国道311号経由にて2時間28分(188km)
 見られる生物:ウミトサカ、ソフトコーラル、ウミガメ
 推しポイント:ウミガメが住み着いており、高確率で会える。

梶賀・尾鷲

 アクセス:東名阪自動車道~紀勢自動車道から国道311号経由にて2時間38分(192km)
 見られる生物:ネコザメ、カエルアンコウ、エイ
 推しポイント:ネコザメに高確率で会える。5月中旬頃からネコザメの幼魚も見られる。

伊勢南
 アクセス:東名阪自動車道~伊勢自動車道からサニーロード経由にて1時間55分(143km)
 見られる生物:イセエビ
 推しポイント:魚影が濃く、イセエビが見られる。

大阪市から3時間以内でアクセスできるダイビングポイント

【和歌山県】:6箇所
紀伊半島エリア
串本

 アクセス:阪和自動車道~紀勢自動車道から国道42号経由にて2時間51分(205km)
 見られる生物:アザハタ、チョウチョウウオ、ガゴカキダイ、アオウミガメ
 推しポイント:100種類以上と言われるサンゴ、マクロ系のフィッシュウォッチング、外洋の切り立った根にガンガン回る大型回遊魚を観察できる。春から夏は繁殖活動が多く見られる。秋は季節来遊魚も増え一番魚種が豊富。冬から春にかけては透明度が安定し、ウミウシなど生物を探す楽しみが増える。世界最北のテーブルサンゴ群生地としても有名。

白浜

 アクセス:阪和自動車道・南紀田辺ICから国道42号経由にて2時間8分(155km)
 見られる生物:イサキ、クロホシイチモチ、ネジリンボウ、エイ
 推しポイント:地形と沈船が楽しめる。黒潮が流れる太平洋に囲まれているため、大型回遊魚から熱帯性の色鮮やかな魚、岩場やソフトコーラルに住み着く甲殻類などのマクロ生物など多数。沈船ポイントはとくに夏場の魚影が濃く、イサキやマアジ、クロホシイシモチの大群が見られる。白い砂地ではネジリンボウとエイに会える。

すさみ

 アクセス:阪和自動車道~紀勢自動車道から県道38号経由にて2時間18分(174km)
 見られる生物:キンギョハナダイ、カンパチ
 推しポイント:南紀の中でも外洋に面しているため黒潮の恩恵を強く受けており、“すさみブルー”と呼ばれる透明度の良さと年間を通して濃い魚影が魅力。高い透明度とダイナミックな地形の他に、黒潮に乗ってやってくる各種幼魚たちも見所の一つ。キャッチーな海中ポストあり。

雑賀崎
 アクセス:阪和自動車道・和歌山スマートICから県道13号経由にて1時間18分(86.4km)
 見られる生物:ハゼ類、カニ、マダイ
 推しポイント:和歌浦唯一の自然海岸景勝地。テクニカルダイビングコースや空気も用意あり。

みなべ・田辺

 アクセス:阪和自動車道・みなべICから国道424号経由にて1時間48分(137km)
 見られる生物:ソフトコーラル、ウミウシ
 推しポイント:オオカワリギンチャクは世界でみなべでしか見られない。

見老津
 アクセス:阪和自動車道~紀勢自動車道から県道36号経由にて2時間33分(186km)
 見られる生物:ツバメウオ、カンパチ、ウミウシ
 推しポイント:8月限定ポイントのガマ洞窟は有名。

【三重県】:2箇所
紀伊半島エリア
南勢
 アクセス:西名阪自動車道~伊勢自動車道からサニーロード経由にて2時間36分(195km)
 見られる生物:ダンゴウオ、ウミウシ、バラクーダ、サメ
 推しポイント:1~5月まではダンゴウオ、ウミウシなどマクロ生物が豊富。夏場はアーチや岩穴のダイナミックな地形が見所。

甲賀
 アクセス:第二京阪道路~新名神高速道路から国道307号経由にて1時間16分(93.2km)
 見られる生物:ブリ、エイ、クエ、サメ、イサキ、アジ、イナダ、タカベ、ウミウシ
 推しポイント:魚影が濃い。2月〜GWはダンゴウオも見られる。レアなウミウシも生息する、賢島ビーチポイントが人気。

【鳥取県】:1箇所
日本海エリア
田後
 アクセス:中国自動車道から山陰近畿自動車道から県道155号経由にて2時間51分(206km)
 見られる生物:タツノオトシゴ、スナビクニン、ウミウシ、クエ
 推しポイント:冬~春はダンゴウオ、スナビクニン、ウミウシ。5月前後にはハートマークに見えるヒメタツの産卵出産シーンが。そして夏はクエ、秋は季節来遊魚が見られる。菜種島周辺のダイナミックな地形と光も見所。

【福井県】:2箇所
日本海エリア
南越前
 アクセス:名神高速道路〜北陸自動車道から国道365号経由にて2時間34分(203km)
 見られる生物:エチゼンクラゲ、エチゼンガニ、ウミウシ
 推しポイント:エチゼンガニのシーズンは11月上旬から。

音海
 アクセス:舞鶴若狭自動車道経由2時間8分(152km)
 見られる生物:ダンゴウオ、ウミウシ
 推しポイント:春先にはベビーダンゴが見られる。

【兵庫県】:1箇所
日本海エリア
竹野
 アクセス:舞鶴若侠自動車道~北近畿豊岡自動車道から国道178号経由にて2時間30分(172km)
 見られる生物:ウミウシ、ダンゴウオ、ミズクラゲ、スナビクニン
 推しポイント:人気の淀の洞窟では、春はダンゴウウオ、夏はミズクラゲとスナビクニン、ウミウシは一年中楽しめる。

福岡市から3時間以内でアクセスできるダイビングポイント

【福岡県】:1箇所
糸島
 アクセス:西九州自動車道・前原ICから国道202号経由にて28分(26.3km)
 見られる生物:ウミウシ、ダンゴウオ、イワシ、タツノオトシゴ
 推しポイント:どのポイントも港からボートで5分~15分、1本潜ったあとは基本的に港に戻るので、船に弱い方でも安心してボートダイブが楽しめる。また、沖ノ島を中心とした玄界灘のダイブクルーズではクロマグロの群れやイルカを確認できることも。4〜5月はウミウシやダンゴウオ、6月は様々な生物の繁殖期を楽しめる。7〜8月は博多湾でサーディンラン、そしてそれを狙う回遊魚が見られる。9~10月は一年で最も魚影の濃いシーズンで、水中写真もマクロのみならずワイドも狙える。季節来遊魚も多くバラエティ豊かな時期。

【佐賀県】:1箇所
唐津
 アクセス:今宿道路~二丈浜玉道路から国道202号経由にて56分(50.7km)
 見られる生物:クマノミ、ダンゴウオ、ソフトコーラル
 推しポイント:対馬暖流が流れ込む玄界灘に面し、カラフルなソフトコーラルや群れなど生物が豊富な海。大陸との交易が盛んだったため、その当時に沈没したと思われる器や遺物が水中に残っている。また、ダイナミックな地形、ケーブダイブ、国の天然記念物”ナナツガマ”を見られるなど特徴も多い。
3〜5月はウミウシが多く、6〜8月は魚影が濃くなり玄界灘の魚を楽しむにはいい季節。9〜11月は群れに南方系の季節来遊魚が加わり、色鮮やかな季節に。12〜2月は透明度が上がり、小さな生物探しがあつい時期。また、大陸交易の跡として、碇石や水中遺跡などが見られるところも。

【長崎県】:1箇所
辰口
 アクセス:九州自動車道~長崎自動車道から県道51号経由にて2時間15分(167km)
 見られる生物:ウミウシ
 推しポイント:長崎市街地から30分程度でいける近場のダイビングポイント。エントリー口が南北にあり、悪天候によるダイビング中止が5%を切るという安定感。ビーチエントリーで最大30m以上の水深が取れ、穏やかな内湾と激流の先端どちらも楽しめる。生物はソフトコーラル・ハードコーラルや南方系の魚、ムチカラマツやイバラウミカラマツが点在する根を彩っている。南方系の魚や、季節来遊魚が見られる。
4〜6月はクマノミ、スズメダイ、アオリイカなど様々な生物の繁殖活動が。7〜10月中旬は水温が高く、春に生き残った幼魚が多く見られる。対馬海流に乗ってレアものが入ってくることも。冬場は透明度が上がり、水温が低いところでしか見られないような魚やウミウシが増えてくる。

【大分県】:1箇所
田ノ浦
 アクセス:九州自動車道~大分自動車道から国道10号経由にて2時間12分(153km)
 見られる生物:コブダイ、タツノオトシゴ、エイ、カエルアンコウ
 推しポイント:大分駅から15分でいける、アクセスの良いダイビングスポット。1年中見られる人懐っこいコブダイ、海藻が生い茂るビーチポイントは大分ダイバーのホームともなっている。海辺に整備された施設も使用しやすく、一年中ダイバーで賑わっている。
おでこのコブを触れる程の距離まで近づいて来る、コブダイには通年会える。3〜5月は徐々に水温が上がり、海藻の間をキヌバリなどの生物が顔を覗かせる。6〜9月はアオリイカ、ニジギンポ、タコなど様々な生物の繁殖行動が見られる。ミズクラゲの大群が押し寄せることも。10〜11月は魚影が濃く、アジの群れにブリやカンパチがアタックするところが見られる。12〜2月は透明度が上がり、ウミウシも多くなってくる。

【山口県】:1箇所
青梅島
 アクセス:九州自動車度~山陰自動車道から近松・みすゞの道経由にて2時間11分(151km)
 見られる生物:ウミウシ、アオリイカ、ミノカサゴ
 推しポイント:南北にエントリーポイントがあり、ほとんどクローズせずに1年中潜ることができる。日本海版の青の洞窟は透明度も高く人も少ないため非常に美しい。また、湧昇流が発生しているため、深海から希少な浮遊性生物、深海生物が上がってくることもしばしば。
春は海藻が増え、海藻を餌にする生物で賑わう。ミノウミウシなど生物の求愛行動、交接行動も多く見られる。夏になるとアオリイカの産卵やミノカサゴ、水温上昇とともに生物が増えていく。秋は一番生物が豊富な時期。マアジの群れや南方系の幼魚なども見られる。冬は透明度が一番上がって綺麗な時期。

五大都市から3時間以内でアクセスできるという縛りがあっても、こんなにも豊富なダイビングスポットに恵まれているとは、さすが島国日本。このまとめが、3密を避けながらのダイビングの一助になると嬉しい。

(文:染谷遥)

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