オリオンビールが‟赤土流出防止デザイン缶”を限定発売!飲んで美ら海を守れ

沖縄県に本拠を置くビールメーカー、オリオンビールは、沖縄県が取り組む「赤土流出防止プロジェクト」に賛同し、5月中旬より「オリオンサザンスター超スッキリの青 赤土流出防止デザイン缶」を発売!売り上げの一部が赤土防止支援に活用されるほか、多くの人の目に触れることで、赤土問題や流出防止活動の認知拡大が期待されている。

豊かな美ら海を感じられる鮮やかなデザインで赤土流出防止を啓発

オリオンサザンスター超スッキリの青 赤土流出防止デザイン缶

目を引くブルーのパッケージのデザインは、美ら海を連想させるクジラと、赤土流出防止に緑肥(※1)として活用されるひまわりがモチーフ。

オリオンサザンスター超スッキリの青 赤土流出防止デザイン缶

クジラ

オリオンサザンスター超スッキリの青 赤土流出防止デザイン缶

ひまわり

缶の中央にはプロジェクトの趣旨である「赤土流出防止」の文字と支援内容が記載されている。具体的には、売り上げの一部で緑肥の種や、グリーンベルト(※2)の苗の提供を予定しているとのこと。

このデザイン缶は、5月中旬から6月いっぱいまでを目安に沖縄県内や奄美大島の食料品店と本土の沖縄物産店(わしたショップ)にて販売されるそうなので、購入したい方は早めのチェックを。

(※1)緑肥とは
土づくりのために、植物をそのまま畑にまぜた肥料のこと。緑肥は、カバークロップ(土壌侵食の防止や有機物の供給などを目的として、主作物の休閑期に栽培される作物)の役割もある。栽培面積が多いヒマワリなどがよく用いられる。

(※2)グリーンベルトとは
水の流れを弱め、赤土の流出を防ぐために、畑の周辺や斜面の下側などに帯状に植えられた植生帯のこと。

コラム:赤土流出問題について

赤土とは、沖縄県を含む南西諸島に広く分布する、粒子が細かい赤茶色の土および土壌のこと。雨などの影響で浸食されると、河川に流れ、海まで運ばれる。これを赤土流出と呼んでいる。

赤土流出によって海が濁ってしまうと、サンゴの光合成を担っている褐虫藻が利用できる太陽光が弱められ、サンゴが弱ってしまう。また、時間が経って海中に漂っていた赤土が蓄積すれば、これも光合成ができない原因となってしまい、最終的にはサンゴ自体が死んでしまうことも。そうなれば、よりどころにしていた小魚たちも姿を消すことになり、生態系の破壊に繋がる。

海の濁り、生態系破壊の影響はダイビングなどのマリンスポーツを含めた観光業にも。漁業・水産業では、濁りによるもずくの収穫の減少や定置網への赤土等の付着などの被害がみられ、水道水源地では、濁りによる水質の悪化が懸念されている。

沖縄県はこれをうけ、平成7年に「赤土等流出防止条例」を施工。平成28年の推計によると、赤土の流出原は農地由来によるものが大半であることが判明したため、現在では、農地からの赤土防止対策に積極的に力を入れているという。またこの活動は、美ら海を守るだけでなく、シーサーや赤瓦の原料、サトウキビやパイナップルを育てる土壌として、本来資源である赤土が、海へ流れるのを防ぐ役割も担っており、沖縄の文化や暮しを守るためにも必須。

今回のオリオンビールのプロジェクトをきっかけに、多くの人へ赤土問題の認知が広まり、支援の輪が広がることを期待したい。

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