終活ダイバー必見!?ロマンに満ちたご供養、『海洋宇宙散骨』という選択肢

海洋宇宙散骨

沖縄県石垣島で海洋散骨を行う「海の音色」と宇宙葬を行う米国の「エリジウムスペース社」が提携し、新たな時代の供養として『海洋宇宙散骨サービス』がスタートしているのをご存じだろうか。海を眺める時、夜空を見上げる時に大切な方を思いしのぶ、ロマンに満ちたご供養。ご自分用にもいかがでしょう。

海洋宇宙散骨とは

『海洋宇宙散骨』とは、海洋と宇宙の2エリアに散骨する供養のこと。セレモニーの舞台となる石垣島の海は透明度も高く、故人を気持ちよく供養するには最適の環境。また、海の美しさにくわえて空気も澄み、光害も少ないことから、星空を見るにも最適。海洋葬と宇宙葬のセット供養で、美しい海と空の2エリアを墓標にする贅沢を。まずは、海洋葬の内容から順を追って説明していく。

石垣島、黒島エリアにて散骨する海洋葬

海洋葬はまず、石垣港を出航して25分程の場所にある浜島へ向かう。到着したら、島に上陸して記念撮影を行い、透き通る海水に触れて、故人がどの様な環境で眠りにつくのかを確認。

海洋宇宙散骨

浜島は、‟幻の島”と呼ばれ、サンゴのかけらで出来た干潮時にのみ現れる島。

十分に確認したら、幻の島を離れて散骨ポイントの黒島エリアに向かいセレモニーを行う。

海洋宇宙散骨

散骨ポイントまでの移動中に、マンタやウミガメに遭遇することも。

セレモニーの際は、沖縄民謡や故人のお気に入りの音楽を流したり、故人が好んでいた供物の持参も可能。

海洋宇宙散骨

その後、竹富島に上陸して昼食を。これにてセレモニーは終了となる。海洋葬に参加される多くの方は、毎年家族で石垣島を訪れGPSで把握した故人が眠るポイントに行き、年忌法要をされているとのこと。

「月面」と「流れ星」の2コースがある宇宙葬

宇宙葬は、着陸船で月面に着陸して遺骨を安置する「月面供養」または、遺骨を乗せたロケットを地球を周回する軌道に乗せ、再び大気圏に突入させて流れ星にする「流れ星供養」の2コースがある。「海洋宇宙葬」プランではどちらか1つを選択することになるが、追加費用を払えば、2つとも選択可能。

月面供養

 
海洋宇宙散骨

「月面供養」は、フロリダ州ケープカナベラルから打ち上げられたロケット着陸船が月面に着陸し、遺骨を安置。着陸船は、墓標となって月面に残り続けるというもの。エリジウムスペース社の宇宙葬を体験されたご遺族によれば、「夜空を優しく照らす月から大切な人が見守ってくれているという安心感がある」とのこと。次回の打ち上げ予定は、2021年夏季の予定。

流れ星供養

 
海洋宇宙散骨

「流れ星供養」では、月面供養と同様、フロリダ州ケープカナベラルから遺骨を搭載したロケットを打ち上げる。その後、地球を周回する軌道に乗せられ、1か月から数年間にわたって宇宙を漂ってから、重力に引き寄せられ再度大気圏に突入して流れ星になるというもの。打ち上げられたロケットの位置情報は、専用のアプリで確認できるそう。次回の打ち上げ予定は、2023年夏季を予定している。

海と宇宙、2つの開放的なエリアへの散骨は、まだまだ一般的ではないが、従来の供養の形式にとらわれず、このような自由で開放的な供養も現代の新しい形としてありなのかもしれない。

関連URL:https://uminoneiro.com/、https://uminoneiro.com/lp/uchuso/#uchuso_star

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