鼓動が聞こえた ~自然写真家・高砂淳二写真展「Dear Earth」が開催中!~
2016年9月5日(月)まで、自然写真家の高砂淳二さんによる写真展が、東京・新宿のコニカミノルタプラザにて開催されています。
写真展開催のお知らせで届いたのは数点のサムネイル写真ではありましたが、その中の一枚に特に目を奪われ、開催期間の終わりの方にはなってしまいましたが、訪れてきました。
開館時間のぎりぎりに訪れたのですが、時間いっぱいまで高砂さんの周りには人がたくさん。
発売中の新写真集Dear Earthについて、少しお伺いしました。
――
今回の写真展に展示されている写真はいつ撮影されたのですか?
高砂
ほとんどここ3年くらいでまわりました。
――
なぜ一気にこんなにたくさんまわられることになったのですか?
高砂
なんだろう、勢いかな?
面白いと一気にやりたくなるんだよね。
――
3年間でまわった国を教えてください!
高砂
アイスランド、ボリビア、チリ、エクアドル、中国、チュウク、ハワイ、モルジブ、タヒチ、オーストラリア、カナダ、アメリカ、日本、ロタ、セイシェル・・・くらいだと思います。
――
すごいたくさんの国をまわられたんですね!(羨ましい!)
一番思い出に残っている場所はどこですか?
高砂
アイスランド、かな
――
再度訪れたい場所はありますか?
高砂
どこももう一度行きたい。撮り終えた感がないから。
――
撮影にはお一人で行かれたのですか?
高砂
わりと一人で行ったのが多いです。一人の方が自然に没頭できるから。
――
CGみたいに見えますけど、本当に存在する場所なんですもんね。
高砂
全部、CGでも、合成でもないですよ。
ぜんぶ一発撮りです。本屋さんのPOPで「全部CGなし!」っていうのを見かけたときには、面白いと思いましたけど、割といわれるので、多くの方がそう感じるのかもと思いました。
行きたいところは、北極圏とか、グリーンランドとか、行ったことのない場所に行きたいですね。
――
アイスランドの流氷の下のような、氷の下が青いのは光の特性だと思うのですが、氷の上から撮った写真も氷が青く映るのはなぜですか?
なんで氷って青いんですか?
高砂
氷は水と同じで、中を光が通り抜けると、暖色系が失われてブルーだけが残るんですよ。だから外から見ても、中から見ても、通り抜けてきた光は青いんだね。
――
特にこだわって撮影した思い出があれば教えてください
高砂
ウユニ塩湖は3回行ったんだけど、やはり3回目だと、場所のこと、体調管理などもわかり、そのスケール感や繊細さをよりしっかりと出せるようになったかもと思っています。
――
ありがとうございました!
みなさんもまだまだ聞きたいことはたくさんあるとは思いますが、ぜひ続きは写真展に訪れて質問されてみてください!
ちなみに、私が心奪られて一番見たいと思っていったのは、アイスランドのブルーの洞窟。
実際に見るのは、インターネットで見るのともちろんスケールは違うのですが、スケール感だけでなく、高砂さんの撮られた写真から出るオーラに心臓がドキドキしました。
鼓動がドクドクするのを感じながらの写真展鑑賞でした。
開催は9月5日(月)まで。
どなたでも入場無料なのでぜひ自然の絶景を見に、足をお運びください!
高砂淳二写真展 「Dear Earth」
○会期:2016年8月16(水)~9月5日(月)
○場所:コニカミノルタプラザ
○入場:無料
○開催概要
高砂淳二が撮りつくした、心安らぐ地球の絶景。
多くの災害で自然への恐怖心や不安が膨らんでしまっている今だからこそ、
もういちど地球の美しさや温かさを感じてもらいたい。
そんな想いを込めて今夏発表される高砂淳二写真集「Dear Earth」(パイ インターナショナル)。
その出版を記念して、コニカミノルタプラザでは写真展を開催いたします。
アースフォトグラファー、高砂淳二ただひとりの撮影による、
世界の五大陸(北米、南米、ユーラシア、アフリカ、オーストラリア)と三大洋(太平洋、大西洋、インド洋)の美景・絶景を一挙公開!
40点以上にのぼる作品を、迫力のある特大プリントでご覧いただきます。
【展示内容】
世界一の落差を誇る南米“エンジェル滝”にかかる夜の虹/マヤ文明の聖なる地中湖/アイスランド氷河のブルーの洞窟/超巨大火山”イエローストーン”/”天空の鏡”ウユニ塩湖 etc