水中写真家の水野京子さんが銀メダルを獲得! 「第3回アジア水中写真選手権大会」 〜熱海の海の魅力を世界へ伝えたい〜

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2016年11月、第3回アジア水中写真選手権大会がバリ島で開催され、熱海市に住むダイビングインスタラクターで水中写真家の水野京子さんが日本代表として出場。
2部門で銀メダルを獲得するという快挙を遂げました。

水中写真選手権とは

水中写真のクオリティを競うスポーツですが、通常のフォトコンテストとの違いは、決められた時間、決められた領域で写真を撮るという、競技性です。
なので、その日どんなに天気が悪くても、透明度が悪くても、撮り直しはできません。
もちろん加工もできないので、その時、そのタイミングで見つけた生物ま、たは情景を、どれだけ美しく撮れるかが競技のポイントになってきます。

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3年前に東京から熱海に移住し、現在、ご夫婦でダイビングスクールとカフェを経営しているというダイビングインストラクター・水中写真家の水野京子さんにお話をおうかがいしました。

「一期一会」の競技

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今回で3回目の出場になる水野さん。
仕事から解き放たれた競技中は、自由に写真を撮れる貴重な時間で、毎回心の底から楽しんでいるとのこと。

その日その環境下で出会ったものをどう活かすか、その「一期一会」の感覚が、昔使用いていたフィルムカメラの特徴ともいえる、「シャッターを押してから写真ができるまでのあのドキドキ感覚」と似ていて、堪らなく好きだと水野さんは嬉しそうに話します。

選ぶのではなく、その日に出会ったものすべてに全力を捧げて撮る。 まさに一期一会の世界です。

相手も自分も最高の作品を撮る

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チームで行う競技なので、もちろんチームワークも重要。 何より、チームであると同時にライバルでもある存在なので、不正がないよう、それぞれがきっちり「スポーツマンシップ」に乗っ取って行うことが大事なこと。

自分だけではなく、相手も最高の作品を撮り、お互いにいいものを撮ること。 まさに、自分との戦いだと水野さんは話します。

プロカメラマンがアマチュアに負ける世界

審査するときは、撮った人の名前が分からないシステムで写真だけを見て審査されるので、一切の固定概念もなく写真のクオリティーだけが勝負。
プロもアマも関係なく、アマチュアカメラマンが上位になることだってあるのです。

その日に出会ったもの全てに全力を捧げて撮り、陸上に上がるとデータは審判員に渡されコピーされる。
そして、戻ったデータからカテゴリー別の番号のみ書いて、その番号の写真が審査される。

単純かつ明快な内容ですが、現在の写真加工技術の世界に慣れ過ぎていてはなかなかできない内容でしょう。

■今回の受賞作品の一覧はこちらから th_02

熱海の魅力を世界へ

2017年も11月にメキシコのラパスでは、第16回世界大会が開催されます。
16th CMAS World Championship Underwater Photography

水野さんの目標はもちろん金メダルの獲得。

そして、いつか熱海のこの素晴らしい海でアジア大会を開催したい。
日本の熱海の海を世界の人にも見て欲しい、そこから熱海の地域活性化にも繋がればなお嬉しい!と水野さんは話します。

その夢が実現することを心から祈ってます。

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【PROFILE】
水野京子(みずのきょうこ)

th_DSC_0318熱海新聞掲載プロフィール写真1人

提供:熱海新聞

熱海でドルフィンスクールBelugaでスキューバダイビング、モノフィンなどの講習と、ロシア料理とクラフトビールの「カフェ ベルゥーガ」を経営。

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ボルシチやピロシキなど本格ロシア料理が楽しめます。

■「カフェ ベルゥーガ」の情報はfacebookからご覧ください。

(撮影・情報提供/ベルゥーガ 水野京子)

(構成・文/マンタ林典子)

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