【屋久島】クロヘリイトヒキベラの喧嘩 by 原崎森

【ポイント】 お宮前/一湊タンク下No.1
【水温】 22.1℃/22.2℃
【透明度】 15m
【海況】 やや時化気味
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:28-10:39/11:51-13:01
【潮まわり】 06:08 65cm 干潮 / 12:37 189cm 満潮 / 小潮(月齢:22.9)
【日の出・日の入】 日出07:08 日没17:19

日曜日は常連さんが高速船の最終便で帰るのが常なので、午前中2本ペースで潜る。
夏場は最終便が16:15なのだが、冬季は15:45。
たった30分だけど、この差は大きく、冬季の日曜日はちょっと慌ただしくなる。。。

DSC 0080 300x199 クロヘリイトヒキベラの喧嘩

スミレナガハナダイ、オスのバリ婚

今日はボートでGさんのリクエストの1つだった、スミレナガハナダイの擬似産卵狙い。
スミレナガハナダイは定期的に今日も擬似産卵を繰り返していたが、やる頻度が前回よりも少なく、撮影はかなり困難だった。
ゲストも難しい。。。!と言っていたけど、安心してくれ〜!!!今日はさすがに厳しい。。。
もっと頻繁にやってくれないと、さすがに撮りにくいと僕も思った。

2本目はSさんのリクエストでトモシビイトヒキベラのオスの婚姻色狙い。
たまにしかヒレをひろげてくれず、婚姻色もたま〜に浮き出てくるくらいでイマイチ活性がなかった。
これもちょっと撮りにくいかも。。。(^_^;)
だいたい、すでにもう繁殖期じゃないだけに、この辺は厳しいよ〜

そのあと、面白いものが見れた。
同所ではトモシビイトヒキベラと一緖にクロヘリイトヒキベラも群れているのだが、そのうちの2匹が急に喧嘩を始めた!!
噛み付き合いの喧嘩で、口と口で噛み付き合ったり、横っ腹を噛み付いたり。。。
かなり長い時間、喧嘩を繰り返していた。
他の個体が混じっても、やっぱり同じ個体同士の喧嘩。。。(^_^;)

過去にケラマハナダイやキンギョハナダイなんかでもよく見かけたのだが、イトヒキベラの仲間で見るのは初めて!!
うぉ〜!!!これもフィッシュアイで最短まで寄って撮れたらカッコイイ写真になるのに。。。!!

どういうタイミングで、どういう原因でこんな喧嘩になるのだろうか。。。?
すげ〜不思議。
ハナダイでは下位のオス連中でよく噛み付き合いの喧嘩が見られるのだが、やっぱり、同様にベラでは一次オス同士が喧嘩するのかな?

DSC2425 300x199 クロヘリイトヒキベラの喧嘩

噛み付き合い!!

DSC2427 300x199 クロヘリイトヒキベラの喧嘩

威嚇し合う!


DSC2432 300x199 クロヘリイトヒキベラの喧嘩

横っ腹にも噛み付いた!

DSC2430 300x199 クロヘリイトヒキベラの喧嘩

ガンガンぶつかる死闘!


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PROFILE
世界遺産の島・屋久島の海をほぼ毎日潜っているショップ「森と海」のブログ。そのオーナーガイド原崎森(しげる)さんは水中写真とフィッシュウォッチング(生態観察)において日本でも有数の、まさにスーパーガイド。また、的確な思考力・文章力にも定評がある。
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