ライター・小笠原愛と行く! ドルフィンスイム in ハワイ島ツアーレポート2018(第1回)

約100頭のスピナードルフィンと遭遇して大興奮! イルカと一つになれる幸せなひととき

この記事は約4分で読めます。

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2018年1月末、ドルフィンスイム in ハワイ島ツアーを開催しました。
今回のゲストさんたちは、全員がハワイ島にくるのが初めての女性たちということで、女子ならではのハワイ島時間を楽しんできました。
そのときの様子をレポートしていきます!

年間を通して常夏の気候のハワイ諸島。
8つの主要の島からなるハワイ諸島の中でも一番新しく、一番大きいハワイ島は、東京都の約5倍もの面積を誇ります。
そんなハワイ島の西側で一番大きな都市であるコナでは、人々の暮らしの中にスピナードルフィン(日本名:ハシナガイルカ)が溶け込んでいます。

カイルア・コナの海沿いのカフェから海を眺めれば、水平線と海岸の間にスピナードルフィンたちが群れをなして泳ぎ、その側ではスタンドアップパドルやシーカヤックで海を楽しむ人々の姿が。
そんなハワイ島の人と共に生きるスピナードルフィンに会いに行ってきました!

私たちがお世話になったのは、イルカ高等学校
ガイドは日本人ガイドの早坂ありささん。

小麦色の肌に、太陽のように輝く笑顔が眩しくて、とってもキュート。

小麦色の肌に、太陽のように輝く笑顔が眩しくて、とってもキュート。

ツアー1日目、朝9時にカイルア・コナから車で北に10分ほどの場所にある、ホノコハウ・ハーバーから私たちを乗せた船は出航。
港の中にはハワイで幸運を運んできてくれる生き物として大切にされている海ガメも泳いでいます。

今日はどんなイルカたちに会えるんだろうと胸を弾ませていると、出航してわずか5分。
港を出てすぐのポイントで約30頭ほどのスピナードルフィンたちに遭遇しました。
スピナードルフィンという名前の通り、水面から飛び出しクルクルっとジャンプしている姿がなんとも愛らく、中には赤ちゃんも。

興奮して血行がよくなるとお腹がピンク色になるそう

興奮して血行がよくなるとお腹がピンク色になるそう

海に入る準備を始めながら、ありささんからブリーフィング。

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「夜にエサを食べに行っていたイルカたちはここでお休みしています。イルカを追いかけないように静かに泳ぐこと。追いかけなくても、待っていればイルカたちの方から戻って来てくれるから、待つことも大切。向こうから来てくれたほうが嬉しくないですか?」この言葉に、ゲストさんたちも深く同意しているようで、ゆったりとした気持ちで海へ。

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入水してみると、この日のイルカたちは水深12〜15mくらいの海底のあたりをのんびり泳います。
ありささんのブリーフィング通り、自分たちが泳がなくても、同じ場所で浮いて待っているだけでイルカたちは戻ってきてくれました。

こうしてドルフィンスイムをしながら、人生にとって大切なことも学ばせてもらいます。この日は水中でフォーメーションを自由自在に変えながら、気持ち良さそうに泳ぐイルカたちを1時間半ほどゆったりと観察して、イルカたちとの時間は終了。

ツアー2日目は、1日目と同じポイントでイルカたちに遭遇。
1日目よりも多く、なんと約100頭のイルカたちが、半径50mくらいのエリアをグルグルと回遊しています。

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そんなイルカたちは1日目よりアクティブな様子。
さっそく入水してみると、前からも後ろからもイルカ、イルカ、イルカ!

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そして、海の中にはキューキューキューとイルカたちの声が響き渡っています。
私は水の中で聴くこの声がとても大好きで、この声を全身で感じているだけで、イルカと一つにつながれている気がして、幸せな気持ちになれるのです。

この日のイルカたちは遊びモードで、呼吸をしに上がって来るイルカたちを眺めていると背後からすっと近づいてきてくれる子や、イルカ同士でものすごいスピードで絡みあって遊んでいる子、気持ち良さそうにのんびり泳いでいる子、キューキューと音を出しながら近づいてきてダンスに誘ってくれる子など様々。

photo by Kiwami kono-Baptiste

photo by Kiwami kono-Baptiste

そんなイルカたちと、心が一つにできる時間はほんの一瞬だけれど、その瞬間は時間が止まっているような不思議な感覚。
手のひらにすくえそうで、すくえない瞬間だからこそ、いつまでも憧れの存在なのかもしれません。
1時間半の間、ずっと同じポイントにいてくれたお陰で、思う存分イルカたちとのランデブーを楽しみ、その後はホノコハウ・ハーバーより10分ほど南下した、透明度が抜群のシュノーケリングスポットへ移動。

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サンゴが広がるスポットで、船からジャンプして遊んだり、ノーフィンスイムで水を感じたり、違った角度で海を堪能。
きわめつけは、港に帰る途中のザトウクジラの登場。
探しにいかずして、登場するあたりがハワイ島の最大の魅力。

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そして今回のツアーでは、ワクワクやドキドキ、その瞬間瞬間をゲストさんと一緒に体験したい! というのが私の願いだったので、一緒に笑って、一緒に驚いて、一緒に感動して……そんな時間を共に体験できたことで、一人で体験するよりも何倍も何十倍も楽しいんだなと教えてもらうことができました。

女子だけということもあり、女子会が盛り上がりすぎて、毎日夜が遅くなってしまったので、次回はちゃんと早い時間に切り上げたいと思います。(笑)

イルカ高等学校
◯マスク、シュノーケル、フィン: GULL
◯ウエットスーツ(タッパー) : cocoloa

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PROFILE
BSACスキンダイビングインストラクター。元No.1六本木ホステス。
ハワイ島に長期滞在を繰り返し、野生のイルカと日常的に泳ぐ生活を体験。
自然・動物と共生して暮らす美しい世界に魅せられたハワイ島ラバー。

永続可能な暮らしをデザインするパーマカルチャーを学び、持続可能な地球を実現するため自分ができる発信・活動を行う。地球環境を良くしていくには、人の心がハッピーになることや消費する暮らしを変えていくことが必要だと考え、自然と人をつなぐ体験プログラムを行う「ちきゅうの学校」プロジェクトを立ち上げ、活動している。

パニックになり辞めていたスクーバダイビングは2019年9月、13年越しにリベンジダイビングに成功、新たな一歩を踏み出した。フリーダイビングはトレーニング中。

夢は“世界中の人々とつながり、支え合い、調和のとれた地球を未来へつなぐこと”。

※ライター/スキンダイビングインストラクター/アースメディエイター/地球ワクワク探検隊

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