from バリ 実は穴場のムンジャンガン by大西サトミ
バリというと観光。クタ・ウブド・レギャン……
じゃ、ダイビングは?っていうと南部ヌサペニダのマンボウ、トランバンのギンガメアジ、
小物は黒い砂地でPJ、シークレットベイ……というイメージですが、
皆さん西部バリの“ムンジャンガン”エリアを忘れていませんか?
空港から一番遠いエリアにあり観光地から離れているために訪れる人は少ない。
でも国立公園でもあるので自然がいっぱい。
普通のイメージとは違うバリがここにあります。
ただ、ダイブサファリや日帰りでのダイビングとなるとただ疲れるだけですから、
是非、このエリアのホテルやリゾートにステイして
ゆっくりダイビングして欲しいと思います。
このエリアはバリにしては珍しく白い砂地、サンゴ礁、すっきり抜けた透明度、
そして何よりもうれしいのが
カレントのあるポイントが少なく初心者から上級者までが楽しめる超穴場。
来なくちゃ損損!です。
リサーチが進んでいなかったために珍種も見つかって来ています。
今、人気なのはラブアンラランエリアで発見された通称“背びれハゼ”。
長く伸びだ背びれは写真の撮り方によって見え方が違ってきます。
水深は5m〜。こんな浅場にも珍種が見つかるのは今まで穴場だったおかげ?
まだまだ潜りがいのある西部バリ情報でした。
PROFILE
大西サトミ
ガイド歴かれこれ18年。
自分にとって最高な海を探し求め、
石垣島・西表島・パラオ・マブール・デラワンと渡り歩いた。
将来を見据え2006年にバリに流れ着く。
ファンダイブよりガイドダイブが好き。
ゲストに一番いいところを見せたいのでガイド中に
カメラは絶対に持って入らないのがモットーであり信念。