fromプーケット マンタ復活! by 境俊弘

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今週も行ってきました、スミラン&スリンクルーズ。
風もなく、流れもなく、湖のようなコンディションと、
とても穏やかなクルーズとなりました。
今回のクルーズも僕のチームはヨーロピアンと日本人のミックス。
そして船上は本当に多国籍。
オーストラリア、スイス、ドイツ、スペイン・・。
とりあえず、UNOがものすごく役にたっています。

さあ、初日はスミラン諸島です。
1本目 East of Eden。
(Photo by Sachi Murai)
スミランを代表するサンゴポイントですが、魚影も濃い。


バランスから考えると、個人的にスミラン諸島の中ではBestだと思います。
今回はホワイトチップリーフシャークが頭と尻を出して寝ていました。しかも4匹・・。
あれでは一家まとめて一網打尽では・・・と心配するくらいの無防備さです。
そしてここで最近習慣になりつつあるNo.4へ上陸です。
島から見るビーチの色はまさに絵に描いたような南国。
しかし島の奥に入ると一転、
そこはまさにジャングルです。
獣道を進んでいくと分岐点がでてきます。
EasyモードとHardモード。
Easyモードはそのまま逆サイドのビーチへ。
Hardモードは山上り。
今まで誰も挑んでいなかったので、山上りにタイ人スタッフのLunnが一人で挑みました。
結果・・・。
もう行かないと連呼していました。そこに何があったのかとっても気になります。

2本目はElephant Head rock。
ロウニンアジやカスミアジの果敢なアタックを見ながら、
ダイナミックな地形を堪能します。
3本目はRocky point。
外人さんにアケボノハゼをいかに早めに認識させるかがポイントとなりました。
頭上でフィンキックさせるわけにはいかないのです。
そしてナポレオンは僕が指すたびに背後に回りこみます。
遊ばれている、こいつに・・・。
4本目はナイト。
昼と夜の魚の違いを観察して終了です。

2日目は1本目、Breakfast bendでレオパードシャークGET!
これで、心置きなくKoh bonでマンタを狙いに行けます。
さあ、2本目は北上してKoh bon。
最近不発のマンタを探してコーナー奥へ攻めようと試みますが、相変わらずのすごい人の数。
あきらめて戻ると・・・。
おい、マンタいるじゃねーかよ。
普通にみんながいる裏側にたたずむマンタ。
鈴を鳴らすとフン族の大移動が始まります。
もう泡だらけ・・・。
そりゃー、マンタも逃げますよ。
と数分後。みんなのど真ん中に舞い戻ってくるマンタ。
リンリンシャンシャンカンカン・・。
そして流れの中、再び始まるフン族の大移動。
完全にマンタに遊ばれている・・。

3本目再びマンタ狙いでKoh Bonへ。
もう、フン族の大移動は勘弁です。
全員コーナーを目指していましたが、僕だけリーフへ飛びました。
そして、ああやっちまったかと思い始めた30分すぎ。
ようやく現れるマンタ。
完全に今回はフリーです。フリーですが心臓に悪いです。
4本目はさらに北上してTachai pinnacleへ。
今回のpinnacleは凄まじいまでの魚影。
魚に囲まれて前が見えません。
その魚の群れを切り裂きながら夢を追いかけて前へ進んでいくと、レオパードシャークが泳いでいます。
なぜここに、君がいる?
中層で会うと違和感があるサメですね。
3日目はRichelieu rock
今回は2本勝負。
まず、タイガーテールシーホース、ニシキフウライウオ、ハナヒゲウツボの幼魚など
人気がある小物を見にいきます。
そしてフリソデエビのところにできている行列。
ディズニーランドじゃないんですから・・・。
結局、あきらめます。
3本目Tachai pinnacleに戻りましたが、ここでイルカです。
無茶苦茶跳ねまくっています。
イルカはいいですね。
テンションが上がりつつ、癒されます。
そして、ラストKoh bon。
最後にもう一度と狙いますが・・・。空振りで終了。
最終日に賭けます。
一本目はanitas reef。
砂地を攻めて、ジョーフィッシュやハゼの固有種、テンスの幼魚などを見て癒されます。
クダゴンベも相変わらず逃げ惑っていました。
そして、Shark fin reef.
前回潜ったとき熱かったこのポイントですが、大物はまたしてもカンムリブダイ。
とりあえず、マンタの復活が印象深かったクルーズでした。
PROFILE
境 俊弘
Toshihiro Sakai
インストラクター歴6年、プーケットでのガイド歴4年。
「感動を与えられた海で、感動を与えられる仕事をしたい」と思い、
インストラクターに。
ダイブアジアに入って4年、プーケット周辺だけでなく
スミラン諸島&スミラン諸島のダイブクルーズを担当。
インド洋でしか見られない固有種の豊富さ、
魚影の濃さ、そして小物から大物までなんでもイケるポテンシャルの高さに
すっかりハマッているとか。
宮城県出身
DIVE ASIA
www.diveasiajapan.com
http://diveasia.exblog.jp/

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